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トレーナーと二人三脚も…しずちゃん敗退、五輪困難に 

[ 2012年5月15日 22:53 ]

 アマチュアボクシング女子の世界選手権に出場していた、お笑いコンビ「南海キャンディーズ」のしずちゃんこと山崎静代選手(33)は15日のミドル級3回戦で敗退し、ロンドン五輪出場が厳しくなった。山崎選手と二人三脚でここまで歩んできたトレーナーの梅津正彦さん(43)は観客席で夢破れた瞬間を見守った。

 山崎選手は4年前に主演したドラマ「乙女のパンチ」で演技指導を受けたのをきっかけに梅津さんと師弟関係に。競技の手ほどきを受け、地方のロケ先でもミットを持って練習の相手をしてもらった。「記念挑戦とか、芸人のネタでやるなら自分は下りる」。時には厳しい言葉で突き放されたが、必死に食らい付いた。

 ことし2月、梅津さんに皮膚がんが判明。入院を先送りしてまで中国に同行してくれたトレーナーに五輪切符をプレゼントしたかったという。「体調が悪いのに私をずっと支えてくれた」と奮闘したが、悔しい結果に終わった。(共同)

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2012年5月15日のニュース