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輪島功一氏らが再審開始訴え 袴田死刑囚の支援活動

[ 2012年4月9日 16:52 ]

 強盗殺人罪などで死刑判決を受け第2次再審請求中の元プロボクサー袴田巌死刑囚(76)を支援するため、元世界王者の輪島功一さん、飯田覚士さんら日本プロボクシング協会の関係者が9日、静岡地裁と静岡地検を訪れ、再審開始や釈放を求める要請書を提出した。

 提出後、静岡市で開いた記者会見で輪島さんは「とにかく早く(拘置所の)外に出て、ボクシングを見てもらいたい」と話した。

 要請書は昨年のDNA鑑定で、弁護側推薦の鑑定人が「袴田死刑囚が犯行時に身に着けていたとされる衣類に付着した血痕は被害者のものでない」との結果を出したことから「無実は疑いようがない」として、早期の再審や身柄の釈放を求めている。

 日本プロボクシング協会は2007年に「袴田巌支援委員会」を設立、各地で署名活動などを続けている。委員長の新田渉世さんは「袴田さんが自由を勝ち取るまで全力で支援する」と話した。

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2012年4月9日のニュース