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西岡 日本初の名誉王者に昇格!今秋にドネア戦か

[ 2012年3月19日 18:41 ]

WBCの名誉王者に昇格した西岡利晃

 ボクシングの帝拳ジムは19日、世界ボクシング評議会(WBC)スーパーバンタム級チャンピオンの西岡利晃(35)がWBCの名誉王者に昇格したと発表した。通常の防衛戦を行う義務のない名誉王者は過去、元ヘビー級王者マイク・タイソン(米国)ら13人おり、日本人選手では初の快挙。

 海外2度を含む7度の防衛を評価された西岡は記者会見で「その名に恥じない闘いを見せたい」と喜びを語った。今後は希望するタイミングで試合に臨むことができ、世界ボクシング機構(WBO)スーパーバンタム級王者のノニト・ドネア(フィリピン)との一戦が今秋以降にも実現する見通しが高まった。

 「残り限られた現役生活でいかに完全燃焼できるか。最も燃えられるのがドネア戦」と話し、この階級で最も強いといわれる男との対戦を心待ちにした。

 ▽WBC名誉王者 顕著な実績を残した王者、元王者に与えられるWBCにおける最高級の栄誉。通常の防衛戦を行う義務がなく、引退後も肩書は残る。現役チャンピオンが昇格した場合は、王座決定戦で新たな正規王者が誕生する。これまでに5階級制覇したフロイド・メイウェザー(米国)やヘビー級王者のビタリ・クリチコ(ウクライナ)、元同級王者のレノックス・ルイス(英国)らが認定されており、西岡で14人目。

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2012年3月19日のニュース