惑わされない！しずちゃんの相手は元日本代表ライフセイバー

ミドル級準決勝　石井智紋（左）を破り、決勝で山崎静代との対戦が決まった鈴木佐弥子

アマチュアボクシング全日本女子選手権第３日

（2月10日 広島市中区スポーツセンター）
　お笑い芸人から五輪出場を目指す山崎静代（よしもとクリエイティブエージェンシー）のミドル級は、準決勝で鈴木佐弥子（ワールドスポーツ）が石井智紋（福山平成大コーチ）に３回１分１０秒ＲＳＣ勝ちした。１１日の決勝で山崎と対戦する。同級のエントリーは３人で、山崎は初戦が決勝となる。今大会はロンドン五輪代表枠を争う世界選手権（５月・中国）の代表選考を兼ねている。

　初戦の相手が鈴木に決まった山崎は「相手に惑わされず、自分をしっかり持ってやるだけです」と闘志を燃やした。鈴木の試合を観客席で観戦し「あー、こんな感じかと。ポイントを確認し、気を引き締めて闘う」と真剣な表情。優勝すれば世界選手権代表は確実で五輪への第一歩を踏み出せる。「オリンピックに出たい気持ちでやってきた。練習でやってきたことをしっかり出すだけ」と意気込んだ。

　鈴木はライフセービングの世界選手権出場経験がある３０歳。「しずちゃんの相手になれれば。いい試合ができるかどうか」と注目の一戦を待ち望んだ。