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佐藤 先輩王者・八重樫と“みちのく魂”で世界獲る

[ 2012年1月24日 06:00 ]

世界戦に向けて気合十分の佐藤(左)と協栄ジムの金平桂一郎会長

 ボクシングの協栄ジムは23日、WBC世界スーパーフライ級3位の佐藤が3月27日に東京・後楽園ホールで世界初挑戦することを発表した。岩手出身の佐藤洋太(27)は会見で、同県勢初の世界王者・八重樫東(あきら=28)と“みちのくホットライン”を結成して王者スリヤン・ソールンビサイ(22=タイ)に挑むことを明かした。

 2回のスパーリングを公開した佐藤は「身長差がある。左ジャブの差し合いになる」と展開を予想。対策も万全で、24日には横浜市内の大橋ジムでWBA世界ミニマム級王者・八重樫とスパーリングを予定している。身長1メートル71の佐藤に対して王者は1メートル60。1メートル59から強打を放ち、タイ人王者を破った八重樫は絶好の仮想スリヤンとなる。

 「対談した時に八重樫さんが“岩手のために頑張りたい”と言っているのを聞いて共感した」。先輩王者の胸を借りて地元・岩手と名門・協栄ジムに約3年ぶりのベルトを持ち帰る。

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2012年1月24日のニュース