元世界チャンプ本気です　大橋会長がお笑いコンビ結成

お笑いコンビを結成した日本プロボクシング協会の大橋秀行会長（左）と女芸人のゆーびーむ☆。ボケの大橋会長にゆーびーむ☆がツッコミを入れる

　目指すはもちろん世界チャンピオン！？日本プロボクシング協会会長で、元ＷＢＡ・ＷＢＣ世界ミニマム級王者の大橋秀行氏（４６）が女お笑い芸人のゆーびーむ☆（２３）とお笑いコンビ「大橋びーむ☆」を結成したことが１３日、分かった。

　共通の知人を介して知り合ったという２人はすぐに意気投合。大橋会長がボケ、ゆーびーむ☆がツッコミを務め、会長の実体験や既存のお笑い芸人をオマージュしたネタを中心に即興も含めた正統派漫才。昨年１２月に大橋会長の知人の忘年会で“デビュー戦”に臨み「まったくすべらなかったです」（ゆーびーむ☆）「どっかんどっかん受けていた」（大橋会長）と手応えをつかんだと明かした。

　お笑いコンビとしての経験はまだ浅いが、「次は何か大会出て優勝したいね」（大橋会長）と意欲満々。「ＴＨＥ　ＭＡＮＺＡＩ２０１２」など日本一を決める大会も視野に入ってくる。

　また、ゆーびーむ☆をサポートしたいという思いも強く「チャンピオンにしたいね。ボクシングで世界チャンピオン２人育てたけど、漫才ではいないからね」とニヤリ。“トレーナー”としてゆーびーむ☆をＲ―１ぐらんぷりの頂点に立たせたいとも考えている。

　「ＴＨＥ　ＭＡＮＺＡＩ」全盛期のファンで、大橋ジムの教え子にお笑い芸人の生徒会長金子（３５）がいるなど、漫才には浅からぬ縁のある大橋会長。「漫才ちょっとやってみたかったんだよね」と茶目っけたっぷりに笑う一方で、「お笑いもボクシングと一緒で、チャンピオンになって防衛するのが大変だよね。通じるものがあるね」と話す目は真剣だった。