×

カシアスJr判定で連勝「負けていたらゲンコツを…」

[ 2012年1月1日 06:00 ]

高畑(右)の顔面にパンチを浴びせる内藤

▽スーパーフェザー級6回戦 内藤律樹 判定3―0 高畑里望

(12月31日 大阪府立体育館)
 元東洋ミドル王者で沢木耕太郎氏のノンフィクション「一瞬の夏」の主人公として知られるカシアス内藤氏の長男、内藤律樹(E&Jカシアス)がダウンを奪われながらも判定で高畑里望(ドリーム)を下し、プロ2連勝を飾った。

 開始からボディーを中心に攻めて優勢に試合を運んだが、2回序盤に相手のワンツーで尻もちをついた。「相手のパンチは見切っていたのに…。完全に油断していた」。約2年ぶりのダウンで目が覚めたのか、すかさず左ストレートで相手の動きを止めると、打ち合いにもひるまず押し切った。

 高校3冠の実績を引っ提げ、昨年9月にプロデビューした注目株。試合後はジムの会長でもある父と沢木氏に祝福されたが「負けていたらゲンコツをもらってました」と苦笑い。父の果たせなかった世界王座獲得に向け「頭が止まってしまう癖がある。ガードを修正したい」と今後の課題を口にした。

続きを表示

2012年1月1日のニュース