オーフレイム、レスナーを圧倒１回ＫＯ！４冠王手

レスナー（左）を下し勝ち名乗りを上げるオーフレイム

　「ＵＦＣ１４１」は３０日（日本時間３１日）、米ネバダ州ラスベガスのＭＧＭグランドガーデンで行われ、昨年のＫ―１ワールドＧＰ王者のアリスター・オーフレイム（３１＝オランダ）が元ヘビー級王者のブロック・レスナー（３４＝米国）を１Ｒ２分２６秒、ＴＫＯで破った。

　力の差を見せつけた。オーフレイムは強烈な左ミドルキックでダメージを与えると、怒とうのパンチ１１連発を浴びせての快勝。衝撃のＵＦＣデビューを果たし「１、２Ｒで仕留めると言っただろう。Ｋ―１もキックで制したから。レスナーは優れたレスラーなので気をつけていたよ」と胸を張った。

　ストライクフォース（ＳＦ）の王者として臨んだ昨年６月のトーナメントでは、初戦でエメリヤーエンコ・ヒョードル（３５＝ロシア）を倒したファブリシオ・ヴェウドゥム（３４＝ブラジル）に判定勝ちした。その後、ＳＦがＵＦＣを主催するズッファ社に買収されて移籍が決定。いきなりレスナーとの対戦となったが難なく突破した。「次はドス・サントス。皆さんに約束する」と話し、２月にもヘビー級王者のジュニオール・ドス・サントス（２７＝ブラジル）に挑戦することになった。Ｋ―１、ＤＲＥＡＭ、ストライクフォースに続きオーフレイムが４冠に王手をかけた。