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興毅 判定で2度目の防衛!冷静な試合運びでポイント

[ 2011年8月31日 21:07 ]

3回、ダビド・デラモラ(左)からダウンを奪う亀田興毅

 世界ボクシング協会(WBA)ダブルタイトルマッチ各12回戦は31日、東京・日本武道館で行われ、バンタム級はチャンピオンの亀田興毅(亀田)が同級8位のダビド・デラモラ(メキシコ)を3―0の判定で下し、2度目の防衛に成功した。

 亀田興は3回に左カウンターでダウンを奪い、その後は冷静な試合運びでポイントをたぐり寄せた。戦績は24歳の亀田興が27戦26勝(16KO)1敗、世界初挑戦だった23歳のデラモラはプロ初黒星で24戦23勝(16KO)1敗となった。

 ▼亀田興毅の話 デラモラは若くていい選手だった。(内容は)全然納得はしていない。2回目の防衛ができたのは初めてだから、それについては光栄。3回は防衛したい。

 ▼デラモラの話 がっかりしている。王者のホームなので(採点結果は)仕方ないかなと思う。僕の力が分かっただろうから(亀田興は)僕とはもう試合をしないだろう。

 ▼平仲明信氏(元世界スーパーライト級王者)の話 亀田は作戦通りだったのではないか。もっと手数があればよかった。清水は内藤戦からしっかり勉強できていた。経験が生きた。

 ▼佐藤修氏(元世界スーパーバンタム級王者)の話 亀田が採点でもっと差をつけていると思った。手数では相手が勝っており、採点で怖さがある。今後はもっとリードブローを打つ基本的なスタイルに期待したい。

 ◆亀田 興毅(かめだ・こうき)03年12月プロデビュー。06年8月にWBAライトフライ級王座決定戦を制した。09年11月、世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王者の内藤大助(宮田)に判定勝ち。昨年12月にWBAバンタム級王座決定戦に勝って日本選手初の3階級制覇を達成した。左ボクサーファイター。戦績は27戦26勝(16KO)1敗。24歳。大阪市出身。

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