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粉川は判定負け…完敗も「スピードは通用したかな」

[ 2011年7月1日 19:19 ]

 世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチは1日、タイのハジャイで行われ、挑戦者の粉川拓也(宮田)はチャンピオンのポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)に判定負けした。

 ジャッジの採点で最大8点差がついた完敗。粉川は「全力を出して頑張ったけど、相手の方が上だった」と言って涙を流した。所属ジムの先輩、内藤大助が失った王座の奪還はならなかった。

 本来のスーパーフライ級から1階級落としての挑戦。持ち味のスピードで動き回り、果敢に手数を出したが、有効打は乏しかった。逆に経験豊富なポンサクレックに押し込まれ、最終12回は「効いたパンチがあった」とダウン寸前に陥った。

 昨年9月に結婚し、2月には長男が生まれた。チャンピオンベルトを家族に持ち帰ることはできなかったが「スピードは通用したかな」とつぶやいた。

 ▽粉川拓也の話 完敗だった。全力を出して頑張ったけど、相手の方が上だった。自分がまだまだだった。王者が予想以上というより、自分が弱かった。(共同)

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2011年7月1日のニュース