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下田スパー打ち上げ…強烈右フックでKO防衛だ!

[ 2011年6月28日 06:00 ]

初防衛戦のため28日に渡米する王者・下田は国内での練習を打ち上げた

 初防衛を目指すプロボクシングのWBA世界スーパーバンタム級王者・下田昭文(26=帝拳)が27日、都内の帝拳ジムで国内での練習を打ち上げた。元東洋太平洋フェザー級王者で現WBC14位の松田直樹との3回のスパーリングではダウンを奪うなど、切れのある動きで調整の順調さをうかがわせた。

 こめかみへの強烈な右フックで松田の膝を折った。大きなグローブとヘッドギアを使用しながら、世界ランカーからダウン。葛西トレーナーは「試合なら立てないダウン。右フックは今まで封印してきたけど、今回は当たる」と明かした。

 手応えとともに28日に渡米するが、本場でのアピールの準備も整った。パーマをかけた髪に金のメッシュを入れ「いつもより多めに行った」日焼けサロンで焼いた肌が黒光りする。「米国で目立つようにね」とこちらの準備も順調だ。

 7月9日に米アトランティックシティで行われる同級1位リコ・ラモス(米国)との初防衛戦はセミファイナルながら、全米有数のボクシングチャンネル「HBO」で生中継される。世界の関係者の目に届く。「自分のボクシングを出せば認めてもらえる」。下田の右拳には、KO防衛への意欲が秘められている。

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2011年6月28日のニュース