佐々木悔し…王者負傷で“不完全燃焼”判定負け

[ 2011年6月27日 06:00 ]

WBC世界ライト級タイトルマッチ12回戦

(6月26日 メキシコ)
 日本最年長での世界王座奪取はならなかった。佐々木基樹(35=帝拳)は09年10月以来の2度目の世界挑戦で、3階級制覇王者ウンベルト・ソト(31=メキシコ)に11回1分18秒、0―3の負傷判定で敗れた。佐々木の突進をよけた王者がスリップしてキャンバスに右膝を強打し、レフェリーが試合続行不可能と判断。珍しい形での判定負けとなった。日本選手の海外での王座挑戦は31戦連続失敗となった。(コスメル・田中哲也通信員)

 王者の壁は厚かった。2度目の世界挑戦となった佐々木は、5回に左アッパーでダウンを奪われるなど終始、劣勢を強いられた。採点結果は2人が98―110で、もう1人も99―109。大差の判定負けに「これで負けるのは自分が悪い。日本から来た40人のサポーターの人たちには申し訳ない」とうなだれた。

 奇襲も通じなかった。初回は試合開始のゴングと同時に左右を強振して襲いかかったが、百戦錬磨の王者にかわされた。中盤もノーガードの姿勢から飛び込むなどトリッキーなパンチで反撃に出たが有効打はほとんど奪えず、手数で上回る王者を攻略できなかった。

 “幕切れ”はあっけなかった。11回、疲労が目立ってきた王者に向かって再び突進。それをかわしたソトが右膝をキャンバスに強打して試合続行不可能となった。負傷判定は偶然のバッティングなどによる場合がほとんどで、今回は極めてまれなケースだ。

 完敗だったが、終盤に王者を苦しめたのは事実。「スタミナも自分で驚くほど残っていた」とあって、最終ラウンドを残しての“不完全燃焼”となった。「負けたら引退」と宣言していたが、悔いの残る敗戦となった。

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2011年6月27日のニュース