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大震災で延期の女子トリプル世界戦 富樫「元気を」

[ 2011年5月4日 06:00 ]

 女子トリプル世界戦(8日、後楽園ホール)の公開練習が3日、都内で行われた。

 3月12日に予定されていたが、前日計量2時間後に東日本大震災が発生し、急きょ中止。WBC世界ライトフライ級王者・富樫直美(ワタナベ)ら王者3人は「ボクシングをすることで元気づけたい」と話した。興行の延期で約600万円の損失があったが、林隆治プロモーター(35)は「みんなの支援に支えられた」と声を詰まらせる。計量後に渡したファイトマネーは全員から全額返却の申し出があり、外国人3選手は「必ずもう一度、日本に来る」と約束。立会人やレフェリー、ジャッジも「金銭的に厳しいならボランティアで来日する」と話したという。仕切り直しの興行は、かかわっている全員の善意が詰まっている。

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2011年5月4日のニュース