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石井 19歳女子大生と交際3カ月スピード婚

[ 2010年5月16日 06:00 ]

4月8日に婚姻届を提出していた石井慧(左)と美香さん

 3月にプロ格闘家として初勝利を挙げた北京五輪柔道100キロ超級金メダリストの石井慧(23=アイダッシュ)が結婚していたことが15日、分かった。お相手は都内私立大の2年生、志賀美香さん(19)で、すでに4月8日に婚姻届を提出済みだ。2人は1月下旬に米ハワイで知り合い、石井が美香さんに一目ボレして約3カ月でのスピード婚となった。美香さんは同日、ニュージーランド・オークランドのASBスタジアムで行われた「XPLOSION」を初観戦。愛妻の前で石井は鮮やかな1ラウンド勝利を飾った。

 まさに運命の出会いだった。昨年大みそかの吉田戦で敗戦を喫した石井は今年1月、拠点をハワイに移して練習を再開。1月下旬になって、休暇を利用して観光に訪れた柔道の先輩でプロレスラーの沢田敦士とオアフ島のハナウマベイにシュノーケリングに出掛けると、そこにいたのが友人と旅行に来ていた都内有名私大の1年生だった美香さんだった。

 石井は「可愛かった」と沢田とともに迷わず声をかけた。そして、美香さんのハワイ滞在中に食事に出掛け、意気投合。柔道の金メダリストとして知られる石井だが、美香さんは北京五輪当時は大学受験の勉強が忙しく、石井の活躍は全く知らなかった。初めて会った時も「体が大きい人」が第一印象だった。

 美香さんはいったん帰国したものの「驚かせようとした」(美香さん)と1週間後、石井には連絡せずに再びハワイに足を運んだ。だが、前日の電話のやり取りで“不穏な動き”を察知した石井は「自分は勘が鋭いというか、なぜか意思が通じた」と、半信半疑ながらホノルル空港に向かうと、予想通り?美香さんが到着したという。この出来事を機に本格的な交際がスタート。「可愛かったし最初は家事ができなかった。でも努力する姿勢はハンパじゃなかった」と石井は美香さんの一生懸命な姿にひかれ、結婚を決意。美香さんも「しっかりしているし引っ張っていってくれそう」とすんなりプロポーズを受け取った。

 3月に日本に帰国した際、石井は美香さんの実家を訪れ結婚のあいさつ。「大学を卒業するまでは」と美香さんの母・幸江さんに反対されたものの、石井ファンの父・裕介さんの後押しもあり、4月8日には都内で婚姻届を提出した。家族だけで顔合わせも済ませ、特製ケーキでお祝いもした。挙式は美香さんの大学卒業を待って行う予定だ。

 現在、石井はハワイを練習拠点としているため、大学生の美香さんとは当分は別居婚になるが「そろそろ日本に戻ろうかと思う」と結婚を機に拠点を日本に戻すことも視野に入れている。

 この日、初めて夫の勇姿をリングサイドで観戦した美香さんは「凄かったです。私がさげまんにならないよう頑張ってほしい」と早くも夫の尻を叩いていた。“60億分の1”を目指す石井は、美香夫人という良き伴侶を得て、さらなる飛躍を目指すことになる。

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2010年5月16日のニュース