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興毅「挑戦者のつもり」も…最後は「ド突き回す」

[ 2010年3月27日 06:00 ]

ベルトを持たずに写真撮影に臨む亀田興毅(右はポンサクレック、中はガルシアレフェリー)

 トリプル世界戦の前日計量が26日、都内で行われ、6選手がそろってパス。フライ級王座統一戦に出場する正規王者・亀田興毅はリミット50・8キロ、暫定王者ポンサクレックは50・5キロだった。

 強気な態度を貫いてきた興毅が本音を漏らした。「挑戦者のつもりでベルトを獲りにいく。あしたの試合にきっちり勝ってこそ真の王者や」。相手はフライ級最多17回連続防衛記録を持つ怪物。デビュー当時から背中を追い続けた相手との直接対決に懸ける決意表明だった。心意気は行動にも表れ、正規王者に選択権があるグローブはあえて挑戦者を表す青色を選択。ツーショットの写真撮影でも“挑戦者”を意識しベルトを手にしなかった。「(グローブは)デビュー戦も青だったし、ベルトは最初から持ってきてへん」。調印式ではWBCミニマム級タイトルマッチに出場する王者オーレドンのベルトが代わりに置かれた。
 減量で免疫力が低下しているためマスクを着用していた興毅は、最後までポンサクレックと視線を合わせず恒例のメンチ切りもなかった。計量前にスポーツドリンクを口に含んで余裕を漂わせたのみ。「明日はガンガン、ド突き回すよ。叩きつぶす」。この日、唯一のビッグマウスで締めた。

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2010年3月27日のニュース