初黒星を喫した興毅 防御技術に大きな差

[ 2010年3月27日 22:52 ]

ポンサクレックに判定で敗れ、観客に頭を下げる亀田興毅

 【WBCフライ級王座統一戦】23戦目で初黒星を喫した亀田興にとって、ポンサクレックは初めてグローブを交えた「本物」だった。32歳で全盛期の勢いはないとはいえ、攻防のバランスは抜群で、ボクサーとしての完成度は、亀田興とは比較にならなかった。

 ポンサクレックのボクシングは、柔軟性に富んでいた。守りから攻めへの切り替えの早さは、いわゆる「引き出し」の多さを感じさせた。一方の亀田興はどうか。「今までの相手なら、両腕で顔面をガードして、すきを見て反撃すれば良かったが、きょうの相手はそうはいかなかった」。リングサイドで観戦したフライ級で世界挑戦の経験がある往年の名選手、矢尾板貞雄さんの見立てだ。
 「攻撃は最大の防御」は、世界のリングでは通用しない。“幻の右”と言われたパンチで、層の厚い世界のライト級で一時代を築いたガッツ石松が、実は防御面で卓越した技術を持っていたと指摘する専門家は少なくない。

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