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4回TKO!長谷川歴代2位の10度目防衛成功!

[ 2009年12月18日 20:06 ]

2回、アルバロ・ペレス(右)にパンチを浴びせる長谷川穂積

 世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級タイトルマッチ12回戦は18日に神戸ワールド記念ホールで行われ、チャンピオンの長谷川穂積(真正)が同級9位の挑戦者アルバロ・ペレス(ニカラグア)を4回2分38秒、TKOで退けて10連続防衛に成功した。

 国内での連続防衛の最多記録はライトフライ級の具志堅用高氏が持つ13度で、長谷川の10度目は歴代単独2位となった。5連続KO防衛も、具志堅氏が持つ6連続に次ぐ記録。
 長谷川は積極的に前に出てくる挑戦者の攻撃を冷静に見極めた。左ストレートでダウンを奪ったところで、レフェリーが試合を止めた。

 ◆長谷川 穂積(はせがわ・ほづみ)99年11月プロデビュー。03年5月に東洋太平洋バンタム級王座に就いて3度防衛。05年4月にWBC同級王座を奪取。07年10月に千里馬神戸ジムから真正ジムに移籍。昨年はプロ最優秀選手とKO賞を同時受賞した。カウンターと連打が鋭い左ボクサーファイター。戦績は30戦28勝(12KO)2敗。兵庫県出身。29歳。

 【評】4回に長谷川が強烈な左ストレートで挑戦者をねじ伏せた。序盤から好戦的な挑戦者のパンチを見極め、カウンターやボディーなどを当てた。スピードの差は明らかで、左右のフックやストレートにも威力があった。
 ペレスは手数で王者に対抗したが、いなされた。最後は重いパンチの前に立ち上がることができなかった。

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2009年12月18日のニュース