成瀬國晴選 タイガース川柳大賞

◆成瀬 國晴(なるせ・くにはる)
1936年大阪市生まれ。イラストレーターとして、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、商業デザインなど幅広い分野で活躍。レポーター、番組司会者、コメンテーターとしての顔も持つ。 日本漫画家協会会員。大阪府知事文化功労者表彰。第24回上方お笑い大賞審査員特別賞受賞。2007年大阪市市民表彰(文化功労者部門)、関西ディレクター大賞・特別賞受賞。
成瀬國晴HP【naasanillust.mond.jp

タイガース川柳2019年5月第3週・週間賞

[ 2019年5月28日 08:00 ]

<週間賞>
青やぎと 梅のがみせた 雨上がり
   (福島県いわき市・堀 卓)
<佳作>
1点差 胃が痛くとも 4連勝
  (大阪府摂津市・前川 照男)
扇風機 ようやく使える 季節です
 (兵庫県西宮市・横山 閲治郎)
復活の ピースをズバッ!と 嵌め込んだ
(和歌山県和歌山市・田村 好史)
虎の子ら ヤクルト飲んで 成長す
 (大阪府泉佐野市・浜田 竜哉)

【講評】選考委員長・成瀬國晴(イラストレーター)

 暑かった、いや熱かったね、先週のゲームは。聖地で広島に3連敗したが、週が変わったヤクルト戦を三つ取り、行きがけの駄賃とDeNA戦のカード初戦を勝ち4連勝。さらにカード勝ち越しで、貯金を4とし3位で先頭ランナーが見えてきた。

 3連敗の土砂降り後、青柳投手が6回1失点でチームトップの4勝目を挙げ、梅野捕手の攻守にみせた巧みを堀卓さんは雨あがりと詠んで週間賞。

 この4連勝は、すべて1点差の勝ち星だから前川照男さんは胃痛になった。

 26日のDeNA戦でマルテが4号2ランを放った。横山閲治郎さんの穿(うが)ちが効いた句だ。

 この日、ガルシア投手が40日ぶりに1軍登板し、今季初完封初白星で投手陣の枠に入った。田村好史さんのズバッ!はいいが、!はなくても…。

 このところの阪神タイガースの戦いぶりは僅少差の粘り勝ちが続く。浜田竜哉さんはヤクルト戦で力がついたと詠む。時々この飲料で走らせていただきましょう。

 ▽応募方法 〒530―8278 スポーツニッポン新聞社報道部「タイガース川柳」係。メールの場合はyakyuu-o@sponichi.co.jp、ファクスの場合は(電)06(6346)8574まで。〒住所、氏名、年齢を記入のこと。次回は6月2日必着。掲載は4日。 

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