成瀬國晴選 タイガース川柳大賞

◆成瀬 國晴(なるせ・くにはる)
1936年大阪市生まれ。イラストレーターとして、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、商業デザインなど幅広い分野で活躍。レポーター、番組司会者、コメンテーターとしての顔も持つ。 日本漫画家協会会員。大阪府知事文化功労者表彰。第24回上方お笑い大賞審査員特別賞受賞。2007年大阪市市民表彰(文化功労者部門)、関西ディレクター大賞・特別賞受賞。
成瀬國晴HP【naasanillust.mond.jp

タイガース川柳 2019年4月第3週・週間賞

[ 2019年4月23日 13:31 ]

<週間賞>
つきなみを はるかに超える 木浪弾
(兵庫県三木市・岩谷 和代)
<佳作>
矢野待った 岩田男に O(大山)N(中谷)砲
(大阪府寝屋川市・竹中 靖博)
二本二本 天を貫く 柱二本
(大阪府池田市・毛馬 敏一)
勝てる気も 勝てぬ気もした 12回
 (福島県いわき市・堀 卓)
トラ守乱 テレビの前の オレ酒乱
 (京都府京都市・小西 敦)

 【講評】選考委員長・成瀬國晴(イラストレーター)
 やるがなー木浪っ!
 メッセKO、北條、近本は守乱、せっかくの新打線も功を奏しない八方ふさがりの中、突然光が差した木浪の3ラン。

 ええっー、巨人の猛打で6―0、またか~と早くからやけ酒飲んでいた小西敦さん、アカンでェ。ちゃんと見てへんかったやろ。平成最後の聖地での巨人戦やで。おまけに満月や。2番手の守屋投手が7戦連続で自責0、ドラフト4位・斎藤投手も2回零封デビューしたやんか。

 岩谷和代さん、あんたはルーキーが、あのニックキ菅野投手を引きずり下ろした一閃(せん)を「つきなみをはるかに超える」と見つけた。あんたはエ・ラ・イ。

 18日のヤクルト戦は16安打13得点の虎祭りだった。大山選手、中谷選手の2打席連続ホームランは今季初登板の岩田投手を男にしたと、竹中靖博さんは矢野監督にも花を持たせて入選。
 毛馬敏一さんも阪神のON砲を別の角度から詠んで入選。「天を貫く」勢いがいいね。

 堀卓さん、あぁ17日のヤクルト戦の引き分けね。青柳投手の7回5安打無失点の好投はすごかったね。10回の攻防も迫力があった。絶体絶命のピンチでの桑原、岩崎両投手の活躍は手に汗握ったね。勝てる気も勝てぬ気もしたとは言い得て妙だ。

 ▽応募方法 〒530―8278 スポーツニッポン新聞社報道部「タイガース川柳」係。メールの場合はyakyuu-o@sponichi.co.jp、ファクスの場合は(電)06(6346)8574まで。〒住所、氏名、年齢を記入のこと。次回は5月8日必着。掲載は10日。 

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