成瀬國晴選 タイガース川柳大賞

◆成瀬 國晴(なるせ・くにはる)
1936年大阪市生まれ。イラストレーターとして、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、商業デザインなど幅広い分野で活躍。レポーター、番組司会者、コメンテーターとしての顔も持つ。 日本漫画家協会会員。大阪府知事文化功労者表彰。第24回上方お笑い大賞審査員特別賞受賞。2007年大阪市市民表彰(文化功労者部門)、関西ディレクター大賞・特別賞受賞。
成瀬國晴HP【naasanillust.mond.jp

2017年6月第3週

[ 2017年6月21日 12:18 ]

<週間賞>

背に虎を 担う闘将 百勝目

         (高知市・弘井美稲)

<佳作>

よう投げた 次は必ず 小野は勝つ

         (大阪市・喜多哲士)

悔しさを 秘めた幻 第2号

        (和歌山市・田村好史)

勝ち負けの 中で若手の 進化あり

     (岐阜県多治見市・今井章文)

復活へ 挑む汗有り 鳴尾浜

         (大阪市・後藤憲之) 



 【講評】選考委員長・成瀬國晴(イラストレーター)

 セ・パ交流戦が終わった。

 10勝8敗の中には、手に汗握る好ゲームが多かった。

 15日の西武戦は、中谷選手が5打数5安打の大暴れ。代打・隼太選手の同点打、四番・福留選手のセーフティーバント、原口選手のサヨナラ安打、鉄壁の4継投など盛りだくさんの内容で、金本監督に100勝目をプレゼントした。弘井美稲さんの「背に虎」の見付けはお見事。

 18日の小野投手は楽天・岸投手の8回8安打に負けていない7回5安打。なのに黒星が付いて、喜多哲士さんに激励句を詠ませた。

 このゲームは息詰まる投手戦。9回裏2死一、三塁で代打・俊介選手が放った幻の第2号は悔しかったねえ。田村好史さん、私も同感だ。

 今年の交流戦は鳥谷選手は別として、若手の活躍が目立ったね。今井章文さん、確かに進化したね。

 この交流戦に藤浪投手の姿がなかった。後藤憲之さんの句は彼への期待感も込めたものだと思う。ファン一同、早期カムバックを待ってるよー。

 さあ、23日からは広島戦だ。小休止してまた応援しよう。

 ▽応募方法 〒530―8278 スポーツニッポン新聞社報道部「タイガース川柳」係。メールの場合はyakyuu−o@sponichi.co.jp、ファクスの場合は(電)06(6346)8574まで。郵便番号、住所、氏名、年齢を記入のこと。次回は7月2日必着。掲載は同4日。

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