球拾い―大リーグのこぼれ話伝えます―

悩ましい…エ軍プホルスの処遇

[ 2018年9月2日 05:30 ]

 エンゼルスの主砲アルバート・プホルス一塁手(38)が左膝の手術を受け故障者リスト(DL)入りした。今季絶望だが、エ軍にとって問題は欠場より「いかにプホルスと別れるかを考えねばならなくなったこと」(スポーツ専門局ESPN)。

 殿堂入り確実の大打者とピークを過ぎてから結んだ長期契約が新しく加わった若い力と衝突した。力の衰えた大選手をどう使うか。また、莫大(ばくだい)な残り年俸と見合う働きが期待できるのか…戦術的にも経済的にも悩ましい。

 プホルスはカージナルスで11年間プレーし、新人王、10年連続打率3割、30本塁打、100打点以上を記録しMVPに3度選ばれた。12年FAになりエ軍が10年総額約280億円(1ドル=110円換算)で迎えた。DH制のア・リーグなら十分やれる、と判断したのだ。プホルスは故障の少ない選手として知られる。昨季までキャリア17年で、DL入りは13年に左足裏の足底筋膜部分断裂での1度だけ。あとは全て140試合以上出場した。

 近年は主にDHだったのだが、大谷の入団でDHを譲り、一塁に回る試合が増えた。今季のプホルスは70試合で一塁を守った。これは16、17年の一塁守備合計の倍、衰えた脚には負担が大きすぎた。

 2日(日本時間3日)、大谷はアストロズ戦のマウンドに戻り二刀流を再開する。大谷が来季も順調なら、プホルスのDHでのプレー機会はさらに少なくなる。プホルスの残る契約は21年までの3年総額約96億円。トレード拒否条項もある。「あなたがビリー・エプラーGMならどうする?」とESPNは問いかける。難問だ。 (野次馬)

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