下柳剛のシモネタ発見

古巣阪神に欲しい“何としても優勝したい”という雰囲気

[ 2015年11月23日 05:30 ]

阪神のファン感謝デーで江越(左)と対戦し、空振り三振を奪いガッツポーズする下柳氏
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 どうも~。スポニチアネックス読者のみなさん、いかがお過ごしですかな? 下柳です。先週もお陰様で、忙しく過ごさせてもらいました。21日には阪神のファン感謝デーにゲスト出演させてもらって。ここの読者のみなさんで、実際に足を運んでもらった方もおられると思うけど。楽しんでもらえたかな? オレ自身は久々の甲子園でのマウンドやったけど、やっぱり良いよね。この日に備えてスクワット300回やったりとか、いろいろトレーニングも積んどったから。現役引退後に何度か甲子園で始球式を務めさせてもらったけれど、それとはまた違った良さがあったし、思い出に残る充実した一日を過ごさせてもらうことができたと思っております。特に長崎の後輩・江越を内角速球で見逃し三振に仕留めたのは、爽快やったよ!

 さて、今週は甲子園の話題も出たことやし、古巣阪神について書かせてもらおうと思う。今年も例年通り、シーズン終盤まで優勝争いを繰り広げながら、9月中旬以降に失速して3位。その原因というか敗因をオレなりに分析してみたい。

 野球評論家として1年間じっくりと戦いぶりを見せてもらっていたけど、最後の最後まで「このチームで何としても優勝したい」という雰囲気が出ていなかったように思う。別の言い方をすれば「勝つことは厳しく難しい」という意識が、チーム全体に希薄だったようにも見えたよね。だから、シーズン最終盤の厳しいところで勝ちきれないし、力を出せずに終わってしまう。もちろん追い込んだ練習をやっている選手もいるけれど、普段の練習から自分を追い込み、厳しい練習をしていた選手が圧倒的に少なかったんじゃないのかな。

 改めて2003、05年当時を振り返ってみると、やっぱりチーム全体にまとまりがあったよね。「優勝」という一つの目標に向かってみんなが一丸だったし、厳しい練習を繰り返す中にも「明るさ」があった。例えばカネ(金本知憲)が秀太をいじってみたり。カネが監督に就任して「明るく、厳しく」というのをテーマの一つに掲げたみたいやけど、勝てるチームというのはそういう部分もしっかりと持っていると思うよ。ソフトバンクの松田だって、誰よりもベンチで大声出しているやんか。1試合終わったら声を出しすぎて、声がかれるらしいからね。ひょっとしたら今の阪神に、一番必要な部分なのかもしれない。

 野球の技術以外にふれてみたけど、プロ野球選手にとってメンタルトレーニングを試みるのはすごく良いことやと思う。先週、先々週と福島大・白石豊教授との思い出を書かせてもらったけれど、オフシーズンこそメンタルトレに励んでみてはどうだろう。それこそ本屋に入ればいくらでも情報は手に入るし、すべてを取り入れるのではなく、うまく自分に流用すれば良い。自己啓発の本を読んだりね。

 「自分が得たい金額の1割は投資しなさい」

 現役時代に知人から教えてもらったけれど、本当にその通りだと思う。その道で成功したいのであれば、どんどん自分にお金をかけないと。野球に限らず、どんな世界にも当てはまる言葉やと思うよね。

 それにしても、金本監督以下、矢野作戦兼バッテリーコーチ、片岡打撃コーチと負けず嫌いの首脳陣がそろったよね! 選手がダラダラするようなことは絶対に許さないし、来季からはピリッと引き締まったシーズンになるんやないのかな。球団も金本監督に対して、そういう厳しさを求めているんやろうし、勝つことに対する意識づけもきっちりとやっていくやろう。オレも1月下旬から沖縄での自主トレを巡回させてもらって、2月1日から約2週間、宜野座キャンプで臨時投手コーチをやらせてもらうことになりました。いろいろビジョンはあるけれど、詳しくはまた後日…。

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