下柳剛のシモネタ発見

落ち込んだ気持ちを変える方法とは 空を見上げ… 是非お試しを

[ 2015年7月13日 05:30 ]

 スポニチアネックス読者のみなさん、いかがお過ごしですかな。どうも~下柳です。

 しかしまあ、セ・リーグの混戦はまだまだ続きますなあ。阪神も上向いてきたのかなと思ったら、先週は6月30日のヤクルト戦から4連敗。そこからDeNAに連勝して盛り返すかと思いきや、今度は最下位中日に2連敗やからね。

 この原稿を書いている前日9日の中日戦も延長まで行ってどうなるかと思ったら、最後はサヨナラ勝ち。この試合は福原、呉昇桓、そして安藤(以下、安ちゃん)というリリーフ陣が踏ん張ったからこそ勝てたと思う。特に安ちゃんなんかは、勝ち試合での登板が減っているけど、こういう試合をきっかけにして、また勝利の方程式に入ってほしいと思う。この先、優勝争いになってきたとき、安ちゃんの豊富な経験が絶対にモノを言うはずやから。後は同郷・長崎の後輩である松田遼馬に頑張ってほしいよね。

 さて、今週は著書『ボディ・ブレイン』の中でも紹介させてもらっとるけど、落ち込んだ気持ちを一瞬で変えることのできる心理術を書かせてもらうことにするわ。

 今から書くのは心理療法の一種であるNLP(神経言語プログラミング)の技法でね。オレの現役時代は試合前に使うことが多かったんやけど、スポーツをやっていない読者の方でもストレスなんかで気分が落ち込んだときにも、使える技法やから、是非とも試してほしいと思います。

 オレもそうやったけど、どれだけ入念に調整をしてきたとしても、ふとしたきっかけでついつい弱気になってしまうことはあるよね。現役時代、ケガをしたことで十分な心の準備をできないまま、試合に臨むような場面があった。

 こういう時ほど、本当はダメなんやけど「オレは打たれるんやないか」と悪い考えがよぎってしまう。すると、どうやろう。自分でも不思議なぐらい、早い回に相手打線につかまり降板してしまうんや。オレはその経験から、自分の内面が現実に及ぼす影響力を痛感したよね。

 で、落ち込んだ気持ちを一瞬で変えるために、どうすれば良いか。まず手始めに、上を向いて空を見上げる。大抵の場合、悩みやストレスを抱えている人の姿勢は、猫背になり体が前傾してしまっているらしいんや。それならば、その逆をやってみればいい。体の動きと感情は連動しとるから、上を向くだけでも少し明るくなる。そこからさらに、拳を空に向けて突き出すと、それだけで心が晴れてくると思うよ。

 その次に、過去に成功したときに味わった喜びの感情を鮮明に思い出してほしい。その感情を想起できるようになったら、最後に「感情」と「上を向く動作」を結びつければええ。空を見上げ拳を突き上げる動作をしたときに、同時に仕事でうまくいったときの喜びの感情を思い出してみればいい。それを何度も、何度も繰り返す。拳を挙げた瞬間に、自然と「よっしゃー」という激しい気持ちがわき上がってくるようになれば、もう合格やね。

 読者のみなさんもご存じでしょう。ブザーが鳴るたびに餌をもらえる体験を繰り返すうち、ブザーの音がなっただけでよだれを垂らすようになった「パブロフの犬」のお話を。それぐらい自動的に成功体験が思い浮かぶようになるまで、練習を繰り返してほしい。

 そうすれば精神的に少しキツイ時でも空を見上げて拳を挙げるだけで、スイッチが入るから。それだけで絶好調な精神状態に戻れるようになる。では、また来週!

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