下柳剛のシモネタ発見

本当にうれしい球児のメジャー復帰!来年は生観戦したい

[ 2014年9月8日 05:30 ]

 みなさん、どうもです~! 下柳です。

 阪神は一進一退が続いてますな。何とか最後の頑張りをみせてほしいと思っています。

 それにしても、球児がメジャー復帰を果たしてくれたことは、わが事のように嬉しかったよね。テレビで見る限り、あれだけの手術やったから、まだ肘が馴染んでいないような気はするけどね。

 球児とは何度も飯を食いに行ったけど、一番印象深いのは昨春かな。オレはトライアウトを受けるために、アメリカへ渡ったんやけど、その時に球児も含め2度ほど何人かと飯を食べた。

 自分で言うのも何やけど、なかなかの豪華メンバーやったよ。ジェフ・ウィリアムス、ボーグルソン、田中賢介、小林宏之…。み~んなで向こうでは有名なステーキハウスへ行った。

 トレーナーも合わせると、総勢7、8人。で、当時のオレはと言うと、どこのチームにも在籍していない。そらそうや、そのためにアメリカへ行ったんやから。でもな、無収入やったこのオレが2度ともご馳走させていただきましたよ(笑)。蓄えも球児の方があるはずなんやけど…。

 なんてね! 野球界は年俸に関係なく年長者が支払うもんやからね。そんなもん全く払わせる気はなかったよ! そんなことより、異国の地で、みんなの顔を見られたことがオレにとっては貴重な時間やった。自然とモチベーションも上がるからね。

 去年のオフは球児もリハビリで忙しく、会うことはできなかった。でも連絡はくれたよ。

 「社長、また飯ごちそうになります!」ってな。

 球児が頑張っているのは、オレにとって励みになる。今年は残念ながら無理やったけど、来年はアメリカで生観戦してみたい。実際、向こうの球場に足を運んで見られたら、テレビで見るのとは全然違う興奮があるんやろうね。

 阪神時代の話しをすると、球児はオレのことを親しみを込めて「社長!」と呼んでくれていた。なぜかって? やっぱり球児のような立場になると、チームが勝たない限り出番が回ってこないからね。さすがの球児も登板機会がないと、仕事にはならない。

 オレが先発して試合つくって、勝ちゲームの展開になれば、球児にも仕事が舞い込んでくる! だから、最後はストッパーの球児が締めてくれるんやけど、試合後は球児の方から「社長、きょうもありがとうございました!」なんて言われとったわ。

 でも、御礼を言わないといけないのは、こっちの方やで。何度、球児に勝ちをつけてもらったか分からない。当時の投手陣、あるいは正捕手だった矢野ちゃんも、みんなオレと同じ思いやった。それほど、信頼感もあったし、何より、それだけのボールを投げていたよね。

 ベンチへ戻って、試合を見てるやろ。もう、横から見てて、あの真っすぐを打たれる気は一切せんかった。それこそ、ホップするような感覚を受けたからね。そら、バッターからしてもたまらんやろう。だって、プロのバッターが真っすぐを狙って、そのつど空振りするなんて、余程のことやで。特に全盛期はバットに当てるだけでも、至難の業やったんちゃうかな。打者陣は。

 だから、仮に球児で逆転されるようなことがあったとして、あきらめがつく。「あぁ、球児を打った相手バッターの方が上やったんや」。そう思うしかないもんね。

 もちろん、球児がそう思わせるのは、日頃の野球に対する真摯な取り組みを見ていたから。練習中、キャッチボールをすることもあったけど、それはまあ、見事な球筋やったよ。よく「糸を引くような」という表現を使うけど、まさに、それ。キャッチボールするたびに「凄いなぁ」と感心するしかなかったもんな。しかも、球児はそんなに力を入れずに投げていたからね。

 球児が2006年のオールスターに出場したとき、カブレラ(当時西武)に対して予告ストレートで対決したシーンがあったでしょう。同じ、ピッチャーとしては、そういうことができるのは純粋にうらやましかったもんな。オレやったら、どうするか…。真っすぐの握り見せといて、思い切りフォークを投げたるんやけどな(笑)。モーションの途中で握りを変えて。

 あ、最後にもう一つ。例のメンバーとはもう1回集まったんやけど、最後はジェフが支払ってくれたわ。ジェフ、あの夜はご馳走様でした!

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