下柳剛のシモネタ発見

お世話になった奄美大島 自転車トレ、寒中水泳、釣り大会で交流も

[ 2014年3月24日 05:30 ]

 スポニチアネックス読者のみなさん、ご機嫌いかがでしょうか? どうも、下柳です。今回も前回同様、自主トレでお世話になった奄美大島について、書かせていただくことにしましょう。

 というわけで、トレーニングの話題から。

 陸上競技場で、きつ~いメニューをこなしたことも印象深いけど、奄美が誇る大自然の中を自転車トレしたのを思い出すよね。

 まず、宿泊先のビッグマリン奄美から奄美大島空港までを往復する。それが、大体、70キロぐらいあったんかな。

 しっかり漕ぎたいときは、ホテルから今度は空港と反対側の方へ出て行く。陸上競技場とは反対側のところに、ものすごく傾斜のきつい道があってね。

 基本的にアップダウンはきついんやけど、とにかく、その傾斜を登り切るのが一苦労。最大で1日100キロぐらいという日もあったんちゃうかな。時間にすると約3~4時間はかかったね。

 もう少し具体的に書くと、09年10月末から10年2月のキャンプインまでに、自転車で約1200キロを走破したらしい。なんでも東海道山陽新幹線の東京―博多間に匹敵するとか。その数字は、オレを密着していたスポニチの記者に教えてもらったんやけど。

 なぜ、自転車のトレーニングを導入したかと言うと、下半身や持久系、心肺機能の強化を目指してね。ちなみに、特注のイタリア製ロードバイクで、確か1台120万円ぐらいやったかな。

 で、自主トレ中の最大のハイライトは、何と言っても、最終日の前日に行う「海中ダイブ」やね。

 トレーニングを終えた帰りの車の中で、オレがおもむろにアナウンスを始める。

 「この後、寒中水泳を始めま~す」

 ホテルのすぐ目の前は長浜港でね。自主トレに参加していたアスリートがその年の決意表明をして、港へ飛び込むんや。

 え? もちろん、そこに男女は関係ない。オレは一番最初に飛び込むし、プロゴルファーの久保姉妹もダイブしとった。

 中にはこっそり隠れていたとこを見つかって、ぶん投げられる人もおるんやけど。そうそう、ラガーの子供・バドも放り込んだことがあったわ。可哀想に、水中では必死にオレにしがみついて、離さんかった。

 オレにとって、水の中は意外に暖かかったな。全然寒くない。でも、中には港に上がってきて、ぶるぶる震えとるヤツもおったな。確かに、なんぼ奄美が南国や言うても季節は1月、つまり冬やからね。

 本当なら、ず~っと大事にしたいメーンイベントやったんやけど、あるとき新事実が発覚した。

 地元の人によくよく聞いてみると、なんとホオジロザメやハンマー・ヘッドシャークが出没するとか、しないとか…。さすがに、シャレにならん! ということで、2年間で終了したわ。

 地元の人たちとふれあえたことも、オレにとっては良い思い出だね。

 何か楽しいことをと思って、「下柳杯少年少女釣り大会」を開いたこともあった。約100人の小・中学生が参加してくれたかな。

 子供たちといろんな話しもできたしね。釣果も上々やった。カワハギ、イケガツオなどなど…。何より盛り上がったのは、タツノオトシゴを釣った子どもがいたことやね。

 オレも長崎の出身やから小さい頃から釣り好きやったけど、天然のタツノオトシゴを見たのは初めてやった。本当に小さくてね。確か、5センチぐらいやったかな。

 大会終了後にはタイガースグッズを50点ぐらい集めて、抽選会もやった。オレの背番号と同じ「42」引いた子供には、それまで着けていた腕時計をプレゼントしたっけ。

 大会委員長を務めてくれたビッグマリン奄美の向井社長もすごく喜んでくれてね。

 「野球を通してのふれ合いは今までもあったけど、釣りを通じて下柳さんとふれあえたのは、子供たちにとって一生の思い出になります」

 そんな風に言ってもらえたのは、オレにとっても本当に光栄やった。

 何回か小中学生に野球教室をやらせてもらったけど、奄美に行った当初はそんな計画もなかった。でも、ラガーの散歩なんかで朝、通学途中の子どもたちとすれ違うと、みんなが気持ち良いあいさつをしてくれる。

 「あぁ、こういう子どもたちと交流してみたい」

 そんな思いにさせてくれる、奄美の人たちやったよね。

 そうそう、交流と言えば、最後にこれも書いておかないとね。

 極真空手の第一人者・緑健児先生が奄美大島の出身で、ある時、先生の道場で一緒に稽古をさせてもらった。お正月ということで1000本突き、1000本蹴りをしたんだけど、そこにテレビで有名なビッグダディも来てたんよ。

 「下柳さん、こちらがあのビッグダディです」

 緑先生から紹介してもらったんやけど、オレは当時、番組を知らなくてね。

 「ビッグ? どこがや。それにしては小さいやろ…」

 口にはださんかったけど、そう思っとった。それからしばらく経ってから、番組が大ブレーク! なるほど、そういう意味やったんやね。

続きを表示

バックナンバー

もっと見る