日めくりプロ野球 2011年5月

【5月26日】2010年(平22) “ミスター・メイ”健在 杉内俊哉 4年連続無敗の14連勝

[ 2011年5月26日 06:00 ]

巨人戦で07年からの5月の連勝を14に伸ばしたソフトバンク・杉内
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 【ソフトバンク10―2巨人】余裕の笑みを浮かべ、7回で交代した。大量8点リードと打線の援護を受けたソフトバンク・杉内俊哉投手がセパ交流戦の巨人1回戦(東京ドーム)で6安打8三振2失点でシーズン早くも8勝目。勝利数、奪三振、勝率部門でパ・リーグトップに立った。

 「巨人打線は調子に乗らせたら危ないから最初から飛ばした」という左腕。5月に入ってからは2勝目だったが、07年から5月はこれで4年間負けなしの14連勝となった。

 マウンドの状態を有効活用して巨人打線にスキを見せなかった。「東京ドームのマウンドは傾斜があるので変化球が低めに決まる。カーブとチェンジアップが有効だった」といつもの直球6割、変化球4割の配分を逆にして投球。連打は一度も許さなかった。

 本塁打が出やすい東京ドームという特徴もとらえての直球削減でもあった。「この球場はこすっただけでも入っちゃうからね」。坂本勇人遊撃手、アレックス・ラミレス左翼手、阿部慎之助捕手の10本塁打以上している選手にヒットや四球は許しても、本塁打だけは浴びず、傷口を広げなかった。

 小さい頃は「ジャイアンツファン。原監督が好きでした」という杉内。これで対巨人戦は3連勝で通算4勝1敗に。「日本中が注目しているチーム。投げる時はアドレナリンが出るからいいピッチングができるのかな」とおどけてみせた。

 “ミスター・メイ”の連勝記録はどこまで伸びるのか。5年目に入った11年の登板が注目されたが、5月7日の日本ハム4回戦(札幌ドーム)でマウンドに立った杉内は113球を投げ、6安打8三振1四球の3失点で完投したものの、打線が爆発せず2―3で敗れ、敗戦投手となった。

 中田翔左翼手の4号同点2点弾、指名打者で出場した二岡智宏内野手の1号決勝ソロアーチの2発で沈み、連勝は14でストップした杉内は「負けたら僕の責任です」とだけつぶやき、球場を後にした。

 しかし、“ミスター・メイ”はまた走り出した。日本ハム戦の黒星から1週間後の5月14日、西武5回戦(ヤフードーム)では自己最多タイとなる15奪三振で完封勝利を挙げると、21日の阪神2回戦(ヤフードーム)も被安打4で連続完封勝利を収めた。連勝物語の第2章は始まったばかりだ。

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