関西大学野球リーグ

【阪神大学野球秋季リーグ9月4日開幕】V目指す1部7大学主将オンライン座談会

[ 2021年9月3日 17:52 ]

阪神大学野球1部 各大学の主将がオンラインで座談会を行った
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 阪神大学野球秋季リーグは9月4日、ほっともっと神戸で開幕する。新型コロナウイルスの感染再拡大により緊急事態宣言下での無観客試合となるが、各大学は最大限の注意を払いつつ開幕準備を行ってきた。そこで、オンライン座談会で1部7大学の主将にチームの現状などを話してもらった。

 ――チームの現状を聞かせて下さい。

 天理大・岩本(春季1位) コロナ禍の中でも練習は結構できている方だと思います。順調にきています。

 甲南大・福岡(同2位) 人数制限とか雨で試合が流れてしまったり、満足にできていませんが、リーグ戦までにベストな状態に持っていきたいと思っています。

 大体大・大槻(同3位) オープン戦でリーグ戦に向けての課題も明確になってきたので順調に練習できています。

 大産大・中西(同4位) コロナの影響でなかなか思うような練習は出来なかったのですが、部員一人一人が常にリーグ戦を見据えて取り組んでいるので、いい準備はできています。

 神戸国際大・宮崎(同5位) 人数制限と週5回の練習で、グラウンドも充実した環境ではない中で工夫して意識を高めて練習しています。

 関西国際大・木森(同6位) 7月の後半から8月の前半にかけてコロナ陽性者が出て、2週間の自粛期間がありました。それ以降は班を分けて少しずつ練習ができるようになりました。

 追手門大・宮脇(同7位) 入れ替え戦まで戦ったので一カ月練習が遅れてしまったのですが、オープン戦も少しできたので春季リーグよりは順調かと思っています。

 ――オープン戦はどの程度消化できていますか。

 天理大・岩本 7月の後半から20試合ぐらい。4年生野手がいろいろな事情で抜けた中、新体制でやっていますが、打線のつながりであったり、まだまだできていないのが現状です。

 甲南大・福岡 7月の末にテストが終わって、そこから5試合ほど。雨とかコロナの影響で多くの試合が中止になってしまったのですが、紅白戦を多くしました。

 大体大・大槻 対外試合ができたのは8月下旬からでした。課題としては春季リーグ戦からの得点力不足で、練習からどうやって点を取るのか攻撃パターンを増やしていかないといけないと考えています。

 大産大・中西 8月ごろから練習試合が入ってきました。その中で、今年は走塁に力を入れていて、リーグ戦では1点を取るのがなかなか難しいと経験上感じていましたが、走塁を通して1点を取りにいくことができるようになってきたとは思います。

 神戸国際大・宮崎 4試合ほどしかできていませんが、打撃力、投手陣の弱さが課題。それでも春以降の強化でオープン戦ではロースコアの試合も増えてきて、打撃でもチャンスではランナーをしっかりと還すこともできるようになってきたと感じてます。

 関西国際大・木森 3試合しか消化できていないのですが、それを補うために紅白戦を行ってきました。春の反省として、投手陣はのバント処理ミスが目立っていたので、6月から8月にかけて取り組んできたところは成長できていると思います。

 追手門大・宮脇 3試合しかオープン戦は出来ていませんが、紅白戦で補ってやっています。投手陣はまだまだいらない四球が絡んでの無駄な失点があるので、開幕までにしっかり立て直していきたいです。

 ――コロナ禍の中、練習で工夫していることはありますか。

 天理大・岩本 今は制限がなく活動させていただいているので、感染対策はしっかり行っています。クラスターにならないように寮内でもマスクは欠かさないようにしています。

 甲南大・福岡 人数と時間制限があるので、本来なら単独で走塁練習していたのを効率を考えて実戦形式の中に入れたり、試合数が少なかったのでピッチャー1本打ちという形で球に慣れる練習をしてきました。

 大体大・大槻 移動中のマスクの徹底であったり、健康チェックシートを毎日提出することは必ずやっています。時間制限があった時は効率的に練習をして、制限が解除されてから実戦的なメニューをやってきています。

 大産大・中西 付属高校とグラウンド併用なので、室内練習場を交代で使用して練習しています。打撃練習の中に走塁練習を入れて行ったり、工夫をしてやっています。

 神戸国際大・宮崎 グラウンドでは実戦形式が出来ないので、ブルペンで投手が投げている球を打席に立って見て実戦に近い形を増やしたり、コロナ対策としては練習中も集合するときは全員マスクを着用しています。

 関西国際大・木森 練習は野手で30人、投手も30人で合計4班に分かれて2時間ずつ分けてやっています。練習終了後と集合時は必ずマスクを付けるように徹底しています。寮の食事時間も班ごとに分けています。

 追手門大・宮脇 朝9時までに体調のチェックを済ませて、スマートフォンに入力するのを徹底しています。練習は二つの班に分けて、紅白戦は週に1回は入れて実戦感覚を持てるようにしています。

 ――最後に秋季リーグのキーマンを挙げて下さい。

 天理大・岩本 野手は友杉、近藤がキーマンになってくると思います。投手はエースの井奥さんがいらっしゃるので中心になると思います。

 甲南大・福岡 野手では春不調だった富士と一柳です。復調が得点力を上げるカギになると思っています。投手ではエースの井村に次ぐ先発が出てきてほしいです。

 大体大・大槻 守備の固さが特徴なので二遊間の中川、野上になると思います。投手は杉本が中心になってきます。

 大産大・中西 投手では田中が7回まで試合を作ってくれて、あとは村松、池田が機能してくれれば勝ちにつながると思っています。

 神戸国際大・宮崎 キーマンになってくるのは4年生の中島さん、山本さんと1年生の藤原。

 関西国際大・木森 秋は必ず優秀するぞという気持ちで全員がやってきました。キーマンは4年生の投手の翁田です。

 追手門大・宮脇 3年生投手の今田。今田で勝ちきることができればチームとして流れもつかめると思っています。

<出席者>
天理大 岩本 大輔(3年=敦賀気比)
甲南大 福岡 大貴(3年=甲南)
大体大 大槻 龍城(3年=駒大苫小牧)
大産大 中西 要(3年=呉港)
神国大 宮崎 航大(3年=三田松聖)
関国大 木森 陽太(4年=市尼崎)
追門大 宮脇 陸(3年=東海大仰星)

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