関西大学野球リーグ

【阪神大学野球・追手門大】“ぶっつけ本番”でも気持ちはひとつ

[ 2021年3月31日 22:14 ]

<阪神大学野球特集>追手門大の小島弘務監督(左)と北谷航汰主将

 “ぶっつけ本番”でリーグ戦に挑む。追手門大は1月に発令された緊急事態宣言を受け、2月末まで活動を自粛。3月1日から練習を再開したが、学校から対外試合の許可が下りず、実戦機会がないままシーズンに突入する。

 中日、ロッテなどで活躍し、15年1月から指揮を執る小島弘務監督は「選手たちが“全国を目指してやろうぜ”と言っている以上、全力でサポートする」とベンチワークでフォローする。

 17年春以来の1部での戦いとなった昨秋は10試合でわずか2勝。特に上位3校には全試合で5点以上を奪われるなど力の差を見せつけられた。北谷航汰新主将(4年=箕面学園)は「悔しい思いをしただけに、自分たちの代でチームに何かを残したい」と決意。活動自粛期間中は投手、野手それぞれに練習メニューを設定し、LINEのグループ機能を使って各自の状況をこまめに報告し合った。

 学生コーチ含め4年生が4人だけというチーム事情もあり、昨秋に右翼でベストナインを獲得した横田拓哉(3年=滋賀学園)や4番候補の宮脇陸(3年=東海大仰星)ら3年生を軸に戦うこととなる。「これまで全国に行くと言い続けてきたが、監督を裏切ってしまっている。今度こそ約束を果たす」と北谷主将。頂点に向かって気持ちは一つになった。

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