関西大学野球リーグ

【阪神大学野球・天理大】ラグビー部に続け!いざ頂点へ

[ 2021年3月31日 22:05 ]

<阪神大学野球特集>天理大の藤原忠理監督(右)と久後健太主将

 受け取った“バトン”を胸に天理大が頂点を目指す。

 ラグビー部が1月の全国大学選手権で初の日本一を達成した。久後健太主将(4年=明徳義塾)は優勝メンバーで新主将になったフッカーの佐藤とは親しく、「同じ授業を受ける仲間が日本一をつかみ取った。僕らもやるしかない」と、大きな刺激を得た。

 昨秋に味わった悔しさが忘れられない。関西国際大との優勝争いは、直接対決の1敗が響き2位に終わった。相手エースだった武次を攻略できず完封負けを喫した。

 「ワンチャンスをものにできる打力をつけないと勝てない」

 2月15日からラグビー部の練習場横にある専用グラウンドで1週間の合宿を敢行。野手は1日1000スイング、投手は1週間で1000球を目標に掲げ、野球に打ち込んだ。

 今秋ドラフト候補の最速145キロ左腕の井奥勘太(4年=立正大淞南)と同148キロ右腕の牛島樹(4年=専大玉名)の二枚看板は今春も健在。辻晃志(4年=大冠)、近藤遼一(2年=八戸学院光星)ら強力打線が投手陣を援護する。

 藤原忠理監督は「全勝を目指さないと上にはいけない」と言い切った。

 創部75年目を迎える記念イヤー。優勝して花を添えたい。

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