関西大学野球リーグ

【関西六大学野球のキーマン】大経大・人見 下克上に燃えるサブマリン 最低ノルマは3勝

[ 2021年3月31日 17:03 ]

大経大・人見健太

 サブマリン右腕が下克上への旗頭となる。大経大・人見は高い志を胸に、ライバルを幻惑する覚悟を示した。

 「最低でも(自分が)3勝は挙げないと優勝できない。現状でズバ抜けた成績を残してはいませんが、エースとして引っ張っていければ」

 野球人生の転機は中学2年の時だった。所属した浜寺ボーイズで21人中、唯一のメンバー漏れを経験したことで当時の吉沢泰司監督から「横から投げて投手を始めてみないか」と“新たな道”を勧められた。半信半疑で始めたが、腕を下げても球速が変わらなかったことで変則投手として歩み始めた。3年夏にはエースとして全国大会に出場するまでになった。「あの言葉があったから、今がある」と感謝する。

 直球の最速は130キロ。これまでは球速にこだわっていたが着眼点を変えた。「スピードが出ているように見せられればいい」と、冬場に90キロ台の遅いカーブ習得に励んだ。同時に大阪府堺市の自宅近くの公営施設で週4度のウエートトレーニングにも取り組み、体重を87キロまで増量。1試合を投げ切るための肉体改造にも成功した。

 昨年9月24日の大院大戦でリーグ戦初先発。2回途中3失点(自責2)でKOされたが「本気でプロに行きたい」と語るだけに、求めるのはこれまでにない大きな結果だけだ。

 出場経験のない神院大を除き、リーグ内で神宮から最も遠ざかるのが大経大。山本和作監督(34)がいた07年春以来の「聖地」へ、人見がチームを浮上させる。

 ◆人見 健太(ひとみ・けんた)1999年(平11)9月13日生まれ、大阪府堺市出身の21歳。百舌鳥小4年から金岡ベアーズで野球を始める。陵南中では浜寺ボーイズに所属し3年時に全国大会出場。上宮では1年秋からベンチ入りし2年秋から背番号1も甲子園出場なし。大経大では2年秋からリーグ戦に出場し通算3試合で0勝1敗、防御率9・00。1メートル80、87キロ。右投げ右打ち。

 ●大経大予想オーダー● 
(4)宮 原(4=玉島商)
DH高 塚(3=智弁学園)
(6)三 浦(4=市尼崎)
(5)岡 本(4=福知山成美)
(9)中 野(4=大阪学芸)
(2)竹 内(3=富山国際)
(3)大 畑(4=玉島商)
(8)北 山(3=高松北)
(7)豊 田(2=津  名)
 P中 島(4=福知山成美)

 ▼大経大・山本和作監督 層は厚いかもしれないが経験の少なさがどう出るか。投手では人見、中島、野手では三浦、宮原が柱。新1年生にも逸材が多く楽しみがある。人見が試合をつくってくれると優勝の目が出てくる。

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