関西大学野球リーグ

【関西六大学野球のキーマン】京産大・山本貴 ゴジラの“金言”で一皮むけた切り込み隊長

[ 2021年3月31日 17:02 ]

京産大・山本貴也

 浮上のきっかけはゴジラの“金言”だった。京産大・山本貴は、まだ見ぬ大舞台に思いをはせた。

 「1番打者として打撃陣を引っ張っていく存在になりたい。今まではタイトルにこだわっていたんですが、チームとして全国へ出られる“要因”にならないといけない」

 1年春に21安打、打率・429で平古場賞(新人賞)を受賞。鮮烈なデビューを飾ったが、夏に腰を痛めた。以降3シーズンの合計安打は18。好調時の感覚を追い求めてばかりいた2年の冬、YouTubeで松井秀喜氏の言葉に出合った。「前の感覚を思い出そうとする時点で、それは後戻り」。従来の考え方を捨て新たな打撃フォームづくりに着手した。

 通常はレベルスイングだが、不調時は下からバットが出る癖があり、勝村法彦監督と二人三脚でバスター打法に取り組むことで改善。スタンダードな構えに戻した昨秋は効果てきめんでリーグ8位の打率・333と復調。「まだ伸びしろはあると思う。4割打てる実力はあると思っている」と自信も取り戻した。

 ロッテの4番に座る安田尚憲とは小中学校の同級生。実家同士も自転車で2分ほどの距離にあり野球でも9年間、同じチームで汗を流した。「あいつがプロで活躍してくれると自分まで誇らしくなる。自分も中心としてこのチームを全国へ導けるように」。かつての戦友の勇躍も刺激に、16年春を最後に遠ざかる「神宮」へ“追い風”を吹かせる。

 ◆山本 貴也(やまもと・たかや)1999年(平11)5月6日生まれ、大阪府吹田市出身の21歳。豊津第一小1年から豊津東少年野球クラブで野球を始め、豊津中ではレッドスターベースボールクラブに所属。鳥取城北では1年秋からレギュラーも甲子園出場なし。京産大では1年春からリーグ戦に出場し通算49試合で打率.287、1本塁打、12打点。1メートル78、80キロ。右投げ左打ち。

 ●京産大予想オーダー● 
(7)山本貴(4=鳥取城北)
(8)遠 藤(3=滝川二)
DH材 木(3=綾部)
(9)川 岸(4=京都成章)
(2)久木崎(3=京都成章)
(5)小 林(3=愛知)
(4)酒井航(4=桜宮)
(3)山 田(3=網野)
(6)川 田(2=高知)
 P北 山(4=京都成章)

 ▼京産大・勝村法彦監督 勝負どころで勝ち切れれば十分優勝を狙える。北山ら投手を中心に守りをしっかり固めたい。投手陣はそろっている。打線では昨年から4番を打つ川岸がどれだけポイントゲッターになれるか。

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