関西大学野球リーグ

【近畿学生野球秋季リーグ9月5日開幕】昨秋V争った大阪市大と和歌山大がリード

[ 2020年9月4日 06:00 ]

 近畿学生野球連盟(KBL)の1部秋季リーグ戦は、5日に開幕する。1948年に創設され国公立、私学合わせ19校で活動する同連盟は「文武両道のリーグ」と呼ばれ「フェアプレーの精神」を重んじる。新型コロナウイルス感染拡大の影響で今春のリーグ戦は中止となった。長い活動休止期間があり万全な状態でリーグ戦に臨むことは難しいが、野球ができる喜びは誰もが感じている。各校の注目選手を中心に戦力を紹介し、展望した。

【1部展望】
 各校とも十分な練習ができず実戦不足は否めないが、昨秋優勝を争った大市大と和歌山大がリードする。

 昨秋Vの大市大は昨季リーグトップの11打点をあげた4番の大橋を中心に主力6人が残り打線が活発。投手陣は主戦の塘本に有正も成長し、経験が少ない捕手・八重尾をリードしていきたい。

 和歌山大も昨秋から中軸を打つ浦、橋本、土田の3人がさらにレベルアップした。投手陣も「小さな大エース」の道を歩む左腕・瀬古が健在で直江、高向、小林らを、経験ある捕手の安田が引っ張る。

 酒井真二監督が「意地でも勝ちに行く」という奈良学園大は経験豊富な大畑、摺石、森田の計算できる投手の継投で活路を開く。葉田、岸本を中心に昨秋より得点力は増し大商大堺出身の1年生・三好も期待される。

 神戸大は2年生右腕の藤原と大倉、大村、増見の4年生で試合をつくる。石井、井上らセンターラインは経験豊富で守備から崩れることは少ないだけに、昨秋DHでベストナインを獲得した中山らを中心にどこまで援護できるかがポイントだ。

 01年春以来の1部となる大阪府立大は主力打者3人が今春を最後にチームを離れた影響で得点力低下は避けられない。浅野、田中、丹羽の三本柱を中心とした継投で接戦をものにしたい。

 阪南大はリーグ戦開幕直前まで活動休止期間が延びた影響で植上、杉浦、辻と中軸に長打力ある選手がそろうが攻撃陣の実戦勘の戻りが心配。投手陣は主戦の堀が引退した穴を加賀見、別府、中山の2年生右腕で埋める。

【2部展望】
 1カード2試合固定の総当たり戦(各校10試合)による勝率制で争われる。昨春に1部で優勝を果たした大工大がVへの最短距離にいる。主将の松下に安田、ダブルエースの一人だった右腕・深田ら4年生が残り、浜口、平川ら経験ある下級生もおり圧勝できる戦力を誇る。昨秋3位の太成学院大は山元、上床の両右腕が健在で昨秋に外野でベストナインに選ばれた新熊もいる。大阪観光大はいずれも2年生のエース榊原に打線も尾田、井上が昨秋から経験を積んでおり台風の目になる可能性も十分だ。

 ◇近畿学生野球連盟 1948年(昭23)、近畿6大学野球連盟として創立した関西最古の大学リーグ。47年に大阪商科大(現大市大)・稲葉重男監督、大阪理工大(現近大)・松田博明監督が大阪帝大(現大阪大)を勧誘した3校リーグが基礎となった。連盟50周年記念誌『球跡』によると、前身は23年(大正12)に始まった官立高等専門学校野球。28年発足の旧制専門学校主体の関西学生野球連盟(今の同名の連盟とは無関係)を源とする。現在は3部19校で構成。春、秋季リーグ戦、入れ替え戦を行う。連盟規約で目的を「学生野球の理念を実践し、その健全な発展に寄与」とうたい「選手、部員等の文武両道による成長の支援」を明記している。事務局は大阪市西区江戸堀1の24の12、TAT江戸堀ビル5階=(電)06(6447)1511= 

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