関西大学野球リーグ

【関西学生野球のキーマン】関学大・石丸投手 新球と脱力で進化

[ 2020年9月2日 05:34 ]

<関西学生野球>関学大・石丸慶次郎
Photo By スポニチ

 石丸は、投手陣の、そしてチームの命運を握っている。目指すは13年秋以来の頂点。「実力的には他大学と変わらない。全員が、どれだけ勝ちたいと思えるか」と力を込めた。

 急成長を遂げた一年だった。昨春第1節の立命大戦。初回に頭部に打球を受け降板した小田竜輝(当時4年)の後を受け緊急登板。デビュー戦で8回2/3を2失点の力投で初勝利も手にした。秋は主に救援で10試合に投げ0勝1敗ながら防御率0・74。「1、2年の頃はストライクを入れるのに精いっぱいだった。適当にというか、力を入れない方が制球が良くなることに気付いた」。6割程度の力で始動しリリース時に最大限。意識を変え、飛躍のきっかけをつかんだ。

 最速は143キロ。制球力と駆け引きで打者を打ち取る。新たに手にした「宝刀」が生命線だ。昨春リーグ戦中に聖光学院3年時に春夏連続で甲子園出場した衛藤慎也(2年)にスライダーを学んだ。従来のカットボールとスライダーの中間くらいの曲がり幅。習得で投球の選択肢が一気に広がった。「後輩とか関係なく、自分よりうまいと思う選手には何でも聞きます」。柔軟な姿勢で投手としての可能性を広げた。

 活動休止期間中も愛媛に帰郷することなく、シャドーピッチングやネットスローでフォーム固めに励んだ。「役割をしっかりとこなす。先発なら、投げた試合は全部チームを勝たせる投球がしたい」。大学生活最後の秋にかける思いは強い。

 ◆石丸 慶次郎(いしまる・けいじろう)1998年(平10)8月12日生まれ、愛媛県西条市出身の22歳。神拝小2年から野球を始める。西条北中では軟式野球部に所属。西条では1年秋からベンチ入りも甲子園出場なし。関学大では3年春からリーグ戦に出場。1メートル71、78キロ。左投げ左打ち。

 ●関学大予想オーダー● 
(9)中村晴(3=三田学園)
(6)大 石(3=静岡)
(5)大 谷(3=大社)
(8)杉 園(3=明豊)
(3)高 波(2=川越東)
(7)岩 井(4=関西学院)
(4)福 谷(2=社)
(2)佐藤海(2=市尼崎)
(1)黒 原(3=智弁和歌山)

 ▼関学大・本荘雅章監督 一つ一つ勝ち、結果として優勝を目指す。オープン戦なしでリーグ戦に向かうだけに投手陣には不安が残る。つないでつないで粘り強く戦いたい。

続きを表示

バックナンバー

もっと見る