日本ハム・水野達稀「ミスをカバーするのが短期決戦。いい仕事ができた」決勝勝ち越し打を自賛

[ 2024年10月14日 17:37 ]

パCSファーストS第3戦   日本ハム5ー2ロッテ ( 2024年10月14日    エスコンF )

<日・ロ>7回、勝ち越しの2点適時三塁打を放ちポーズを決める水野(撮影・高橋 茂夫)
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 リーグ2位の日本ハムが、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(S)第3戦でロッテと対戦し2戦連続の逆転勝ち。2勝1敗で8年ぶりのファイナルステージ(S)進出を決めた。0―2で迎えた3回に清宮幸太郎内野手(25)が同点の2点適時打。7回に水野達稀内野手(24)が勝ち越しの2点適時三塁打を放った。チームは勢いそのままにソフトバンクの待つ福岡に乗り込む。

 殊勲の一打を放った水野は、試合後のヒーローインタビューで涙の清宮に続きマイクを握ると「やりましたーー!!」と絶叫。勝ち越し打の場面を振り返り「絶対ここで取るしかないと思って。いろいろミスが重なりましたけど、そのミスをカバーするのが短期決戦。いい仕事ができたと思います」と自賛した。

 後押ししてくれたのは超満員のファンの大声援だ。「ほんとに一球一球凄い歓声で。またここに帰ってきたいと思いました」と感謝。「絶対ソフトバンクを倒してまたエスコンに帰ってきます」とファンに誓うと「行くだけーー!!」と絶叫した。

 打線は初回、先頭の松本剛が中前打で出塁しすかさず二盗。いきなり球場のボルテージを上げた。しかし前日サヨナラ打を放った浅間が空振り三振、清宮、レイエスも倒れ無得点。0―2とされた2回にも、前日に劇的同点弾を放った先頭の万波が中前打で出塁したが、後続が倒れ無得点。はがゆい展開が続いた。しかし3回に1死二、三塁のチャンスをつくると、清宮が初球を右前に運ぶ2点適時打。同点に追いつき塁上で大きく吠えてチームを鼓舞した。

 すると7回だった。無死一、二塁のチャンスで上川畑が痛恨のバント失敗でダブルプレー。しかし四球で2死一、二塁になると水野がフルカウントから右中間を破る2点三塁打で4―2と勝ち越しを決めた。ベンチからは選手たちが飛び出し万歳。新庄監督も両手を突き上げて喜び、何度もガッツポーズを繰り返すと、超満員のエスコンFはお祭り騒ぎ状態となった。

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