東大劇勝!渡辺Jr初完投&初勝利 集中切らさず熱投151球実った「泣きそうなほどうれしい」

[ 2024年10月14日 05:00 ]

東京六大学野球・第5週第2日   東大3-2法大 ( 2024年10月13日    神宮 )

<法大・東大>完投勝利の東大・渡辺(撮影・木村 揚輔)
Photo By スポニチ

 2回戦2試合が行われ、東大が3―2で法大にサヨナラ勝ちした。元ロッテ・渡辺俊介氏(48=日本製鉄かずさマジック監督)の長男・向輝投手(3年)がリーグ初完投&初勝利を飾り、1勝1敗で3回戦に持ち込んだ。

 東大・渡辺は無我夢中で歓喜の輪に加わった。9回1死二塁から門田の打球が左中間を抜いてサヨナラ勝ち。被安打9、7四死球で再三走者を背負っても151球で完投して初勝利をつかんだ。

 「9回裏というのを忘れるほど集中していた。泣きそうなほどうれしい」

 父と同じサブマリン。120キロ台の直球で内角をえぐり、外角シンカーやスライダーで凡打に取った。先週の慶大戦では清原に決勝被弾。後日、父から電話でシンカーの効果的な使い方を助言され、「父親には反抗的なことを言うのが多いけど、投球の幅が広がった。今回は感謝したい」と照れた。

 法大に勝つのは昨秋以来。6日の慶大戦を含めシーズン2勝は17年秋以来、7年ぶりだ。14日の3回戦では同じ17年秋以来の勝ち点が懸かる。ベンチから応援予定でも「まだ分からない」と登板に含みを持たせた。(伊藤 幸男)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

野球の2024年10月14日のニュース