阪神 フェニックスL巨人戦は引き分け 和田2軍監督「どんどんトライして」

[ 2024年10月7日 19:23 ]

みやざきフェニックスリーグ   阪神1ー1巨人 ( 2024年10月7日    生目第二 )

<フェニックスリーグ 巨・神>4回、左翼線適時打を放った阪神・井坪(撮影・岸 良祐) 
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 7日に開幕した「みやざきフェニックスリーグ」。巨人との初戦を迎えた阪神は引き分けに終わった。

 伊藤将司投手(28)が先発し、5回4安打1失点だった。2番手・椎葉は4回を4安打、5四死球と制球を乱したものの無失点に抑えた。

 1点を追う4回、2死三塁から「6番・中堅」で先発出場した井坪が2番手・京本の直球を捉えて左前適時打。試合を振り出しに戻した。

 以下、和田2軍監督との一問一答。
 ――フェニックス・リーグ初日。巨人は1軍選手もいて良い経験になったのでは。
 「技術だけじゃなくて、それも技術なんだろうけど、やっぱり1軍でやってる選手っていうのは、1つのアウトを非常に有効に使えるというかね。ただの凡打にしない、しっかり(走者を)進める。得点もね、やっぱり事起こしっていうところでね。ヒットとかね、きれいに返すことだけじゃなくて、やっぱりゴロでも点を取るっていう。そういうところは、うちも目指してるとこなんで、ここにいる選手、しっかり目に焼け付けたと思うし。その中で、ヒットは少なかったけど、うちも積極的にスイングをいきながら、なんとかっていう気持ちは最後まで出てたよね。あとはやっぱり積極的にいきながら、タイミングが合ってスイングにいった時は、それを仕留めるっていうね。そこらへんが、ちょっとまだ今日はできなくて、追い込まれてからの勝負になってしまったのでちょっと苦しかったけど。姿勢としては良かったんじゃないかな」

 ――積極的にスイングして結果が出なくてもOKか。
 「それは段階的なことがあるからね。今日もバッティングコーチの方から、ファーストストライクというテーマが出てて、そこでいけてる選手もいるし、まだまだ思い切れない選手もいるし。最終的にはそこでファーストストライク手出しをしたときに、いかに仕留められるか。まだちょっと、まっすぐに対しても差されているし。そこで一振りで仕留めようと思ったら、ネクストバッターサークルが大事だし、ベンチが大事だしっていうね、そこの準備(が必要)。いろんなものがつながっていくのでね。やっぱりそこは、シーズン中もやってきているけど、まだまだ勉強していかないといけないとこはあるね」

 ――井坪がタイムリー。
 「あれはもう、ほんとにね、一振りで仕留められてるんで。あそこらへんが井坪のいいところであり。常にそれができてるわけじゃないけど、できるようにね。そうすると確率も上がってくると思うんでね。今日は良かったんじゃないかな」

 ――伊藤将は5回まで好投した。
 「全体的には良かったし。あの1点もセカンドゴロでの1点という。逆に守る方からしたらね、あれはよく取った方だから。コースがいいところ飛んだので、アウトにはできなかったけど。その中で追い込んでから、ちょっと何球か高い甘い球があったんで、本人も十分分かっていると思うし、その中でランナーを出しながら、あのセカンドゴロね、1点で抑えたっていうのは、やっぱりそういうもの(力)を持っているなと。やっぱりね、相手がジャイアンツなんでね、より気持ちも入ってると思うし、それはこれからにつながっていくと思うよ」

 ――巨人の主力級の選手がいる試合に伊藤将司を登板させた。
 「まあ主力がくるからということではないけど、やっぱり(伊藤)将司もまだまだチャンスが来る可能性もあるピッチャーなのでね。やっぱり初戦というところでね、相手も相手だし、そこは先陣を切ってもらって後のピッチャーにつなげてほしいよね」

 ――改めてどんな期間にして欲しいか。
 「チャレンジやトライをしてとにかく思い切ってやって失敗して勉強しての繰り返しだと思う。その中でみんな課題を持って(宮崎に)入ってきているので、その課題と目標をこの18試合でクリアできるように。そのあと秋季練習もあるのでね。そこにつなげていけるように。まずはトライしないことには、何も始まらない。その思いきりとね、あとはシーズン中の反省とかもあるからそこで選手たちにも言ったけど、いろいろ変われる時期なのでね。この2カ月はすごく伸びる時期でもあるし、大事な大事な時期なので続けるということがね、大前提でそれが大事なことなんだけど、やっぱり続けてちょっと(調子が)上向かない、結果が出ない時には変えることができる時期なんでね。なかなかシーズン中、シーズン前にはできないんだけど、今はもう本当に思い切って、いろんなことをチャレンジできるし、変えられる時期なので、もうどんどんトライしてほしい」

 ――椎葉も粘った。
 「そうだよね。あれだけ腕を振りながら、だんだんスタミナもついてきているしランナーを背負いながらも良いピッチングをしている。だけど(ランナーを)背負うまでがやっぱりちょっと、デッドボールであったり、フォアボールであったり。もったいないなというね。仕方のないフォアボールもある。あるけど、今日の場合はちょっともったいないデッドボール、フォアボールが目についたので、そこからだんだん球は上がってきているから。あとはやっぱり制球も同時に磨いてって欲しい」

 ――先発もできるように?
 「うん。先発をさせたいんだけどね。(伊藤)将司との関係もあるしリリーフでも長いイニングを投げるように次回からやっていきます。このままずっと後ろっていうことじゃなくて先発も十分ある」

 ――明日の先発は。
 「門別」

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