広島・野村 現役ラスト登板でヤクルト村上を3球三振!211試合目先発で1回零封 マツダ大拍手

[ 2024年10月5日 18:10 ]

セ・リーグ   広島―ヤクルト ( 2024年10月5日    マツダ )

<広・ヤ>初回を投げ終え、ヤクルトの田口(左)から花束を贈られる野村(撮影・長嶋 久樹)
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 広島・野村祐輔投手(35)が5日、現役最終登板としてヤクルト戦に先発し、1回21球を投げて無失点に抑えた。

 先頭の長岡には中前打を打たれたが、続く並木は二ゴロ、丸山和はチェンジアップで空振り三振。4番・村上には139キロの直球を連投して追い込むと、最後はチェンジアップで空振り三振に仕留めた。

 デビューから全て先発で通算210試合はプロ野球記録。211試合目の先発登板で有終の美を飾り、捕手の会沢ら仲間たちと次々と握手。ヤクルトベンチに向かって一礼すると、地元広島出身のヤクルト・田口から花束を贈られた。

 そして本拠地のファンから大きな拍手が送られる中、ベンチ前でチームメートや新井監督、コーチらと握手。最後は四方へ頭を下げ、万感の表情を浮かべてグラウンドを後にした。

 広島・広陵、明大を経て2011年ドラフト1位で入団。先発ローテーションを担い、1年目の12年に9勝を挙げて新人王に輝いた。16年に16勝で最多勝のタイトルを獲得し、同年から18年までのリーグ3連覇に貢献。カープ一筋13年で通算80勝64敗、防御率3・53の成績を残した。

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