阪神・才木が幻惑G斬り予告 22日の大一番に先発 今季8度目対戦も〝慣れ〟対策バッチリです 

[ 2024年9月20日 05:15 ]

甲子園球場の練習で笑顔を見せる阪神・才木(撮影・平嶋 理子)
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 才木が大一番での躍動を誓った。22日、巨人との2連戦初戦(甲子園)に先発予定。この日は投手指名練習でキャッチボール、ダッシュなどを行った。「今、雰囲気は凄く良いと思う。野手も調子が良いし、チームとして勢いがある。自分もその波に乗って投げたい」。時折笑顔を見せながら、終始リラックスした様子。この9月を11勝3敗としているチームのラストスパートを加速させる。

 巨人戦は今季7試合に登板し、3勝1敗、防御率2・27。登板数はヤクルトと並んで球団別最多だ。前回対戦した8月31日には6回8安打2失点で勝ち投手となったが、初回に5連打を浴びており、投球内容に納得できなかった。

 「(対戦が多く)どうしても向こうが慣れてきているのを感じた」

 そんな中で迎える8度目の対戦。相手打線の“慣れ”を解消する策を講じる。元々ゆっくりと足を上げて投げ込む才木だが、今回はクイックなどを交え、投球フォームでも相手打線を幻惑することを予告。自分の間合いに引き込んで、相手のタイミングを外す。

 「相手が慣れてきている以上、そこは必要なので。足を上げたり、クイックしたり。同じパターンにならないように投げたい」

 昨年も大一番の巨人戦で先発マウンドに上がった。18年ぶりのリーグ優勝にマジック1として迎えた9月14日。7回3安打1失点で勝利投手となった。今季はチーム最多の12勝を挙げ、勝ち頭として大事な一戦に臨む。気合も十分だ。「前半、投打がかみ合わない中で粘りながら、ここまできた。今はみんながやるべきことに集中している。自分も持ち味を出して、できることをしっかりやりたい」。猛虎の連覇が懸かるシーズンに飛躍を遂げた8年目右腕が、巨人打線を封じる。(松本 航亮)

 ▽昨年9・14の才木 チーム10連勝、マジック1で迎えた9月14日の巨人戦(甲子園)に先発。6回まで二塁を踏ませぬ2安打無失点の好投。7回に岡本和にソロを被弾したものの7回1失点、被安打3、奪三振5。2点リードで代打を送られ救援陣へバトンタッチした。試合は4―3で勝利。8勝目を挙げ、チームは18年ぶりのリーグ優勝を決めた。

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