DeNA・牧 4年連続20号!新人からは史上5人目「偉大な方々と肩を並べることができてよかった」

[ 2024年9月12日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA4―3阪神 ( 2024年9月11日    甲子園 )

<神・D>初回、牧は先制のソロを放つ(撮影・後藤 大輝)
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 「超攻撃的2番」が、球団史に名を刻んだ。初回1死。DeNA・牧がフォークを振り抜く。白球は超満員の左翼席へ吸い込まれる20号となった。

 「しっかり打てたし、今日は(打撃が)いい形だったと思う。偉大な方々と肩を並べることができてよかったです」

 8月8日中日戦以来となる2番での先発出場。村上が投じた3球目を完璧に捉えた。球団史上初の新人から4年連続20本塁打は、プロ野球史上5人目。5年連続(90~94年)をマークした石井浩郎(近鉄)以来となった。

 1番に定着した梶原が、8日の巨人戦で左ふくらはぎ痛を発症。10日に続き2試合連続欠場となった。三浦監督は「全体のバランスを見て、これがいいと思った」と牧の2番での起用を決断。3回にも左前適時打を放つなど、期待に応えた。

 21日の本拠地での阪神戦に「長野県牧秀悟選手後援会」会員が、故郷の長野からバスをチャーターし、約30人駆けつける。応援してくれる地元のファンのためにも、まだまだシーズンを盛り上げる必要がある。

 同点の8回には桑原が決勝弾を放ち、3位阪神との直接対決を1勝1敗に持ち込んだ。ゲーム差を2に縮め、2位広島にも2・5ゲーム差に接近。7月から8月にかけての9連敗が響き、優勝争いで後れを取ったが、ここ10試合で8勝を挙げ、上位進出への視界も開けてきた。

 「まだ僕も4年目。一歩ずつ前進したい」と牧。DeNAのスラッガーは、混セの主役を張り続ける覚悟ができている。(大木 穂高)

 ≪セでは原以来2人目≫牧(D)が4年連続20号。入団1年目から4年以上連続20本塁打は86~98年清原(西、巨)の13年を筆頭に史上5人目。セでは81~92年原(巨)の12年連続以来32年ぶり2人目だ。なお、1年目からに限らない連続20号の最長記録は王(巨)が4年目の62年から80年にマークした19年。

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