カブス・今永昇太が7回までノーヒットノーランも…95球で降板 日本投手3人目の快挙お預け

[ 2024年9月5日 10:30 ]

ナ・リーグ   カブス-パイレーツ ( 2024年9月4日    シカゴ )

パイレーツ戦に先発したカブス・今永昇太(AP)
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 カブスの今永昇太投手(31)が4日(日本時間5日)、本拠でのパイレーツ戦に先発。7回までノーヒットノーランもこの回限りで降板した。

 初回1死からレイノルズのゴロを三塁手・パレデスが失策。出塁を許したものの次打者・ゴンザレスを遊ゴロ併殺に打ち取ってピンチの芽を摘んだ。この失策は当初、内野安打だったが、後に失策に変更となる運に恵まれた。

 2回は2四球で2死一、二塁も8番・テーラーを左直に打ち取った。3回以降は5回までパイレーツ打線を無安打に封じた。

 6回に2失策で2死一、二塁のピンチを招いたが、4番・クルーズを空振り三振に仕留め、味方のミスを自らの腕でカバーした。

 7回も3者凡退に封じ、ここまで95球。快挙の予感を漂わせたが、8回は2番手・ピアソンがマウンドに上がり、今永は7回無安打無失点で降板した。

 打線も初回に無死一、二塁から鈴木が左前打を放つと、相手左翼手が打球処理を誤り、その間に二塁走者・ハップが生還。先制点を奪った。

 2回にはハップの適時打などで3点を加えると、3回もスワンソン、クルーアームストロングの2者連発アーチで3点を追加。3回までに7点を奪って先発左腕を強力援護した。

 5回にもスワンソン、クルーアームストロングの2者連続適時打で2点を加えると、6回にもベリンジャーが2ランを放ち、6回までに11点と大量援護した。

 今永はこの日の登板が26試合目で、DeNAでの19年の25試合を上回りシーズン最多登板となった。

 前回8月30日(同31日)のナショナルズ戦は6回3失点と試合をつくり11勝目をマーク。9月1日に誕生日を迎えた左腕が31歳初登板で好投した。

 日本投手のノーヒットノーラン達成となれば、野茂英雄(1996年ドジャースで2001年レッドソックス)、岩隈久志(2015年マリナーズ)に次いで、3人目だったが、快挙はお預けとなった。

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