パリ金の14歳・吉沢恋でも「思ってたより緊張…」始球式 中学校最後の夏の「貴重な体験」心残りは…

[ 2024年8月14日 18:35 ]

セ・リーグ   巨人―阪神 ( 2024年8月14日    東京D )

<巨・神>始球式に登場した吉沢恋(撮影・島崎忠彦)
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 パリ五輪のスケートボード女子ストリートで金メダルを獲得した吉沢恋(ここ=14、ACT SB STORE)が14日、東京ドームで行われる巨人―阪神の試合前の始球式に登場。同競技の日本勢連覇を成し遂げた14歳の登場に、場内から大歓声と祝福の拍手が巻き起こった。

 感動の金メダル獲得から16日。吉沢がパリのコンコルド広場から場所を東京ドームのマウンドに移し、見事な“トリック”を披露した。9月22日生まれにちなんで背番22のオーバーサイズのユニホームを身に包んだ金メダリストがスケートボードを持って登場すると、球場に大きなどよめきが起きた。笑顔でマウンドに上がった吉沢は、ダイナミックなフォームで投球。ボールは打者・近本の外角に大きな弧を描いてワンバウンドでミットに収まった。場内からは大きな拍手と祝福の言葉が贈られ、巨人と阪神の両ベンチからも拍手が贈られた。吉沢は両手を振ってニッコリ。ペコリと一礼して記念球を受け取りベンチ裏に小走りで引き揚げた。

 以下は始球式後の吉沢との一問一答。

 ――始球式を終えて。

 「結構、思ってたより緊張してたみたいで、思ったよりはボールを投げられなかったんですけど、凄く楽しかったです」

 ――「やる前には自信がある」と。実際には。

 「そうですね。思ったより投げられなかったし、自分の体がちょっとうまく動かなかったんで、意外と緊張してたんだなと思いました」

 ――普段のスケボーの環境とは違ったか。

 「そうですね。やっぱり観客の皆さんの数が違うし、自分が自信を持ってイケるのとはまた違ったので、少し緊張しました」

 ――誰と練習した。

 「内海さんとやらせてもらいました。フォームとか、足を上げた時にどのような体勢なのかとかっていうのを教えてもらいました」

 ――スケートボードへの注目が高まっている。

 「そうですね。自分がこうやって金メダルを獲ったことで、みんながスケートボードに注目して見てくれるっていうのは凄くありがたいなって思うし、これからも期待に応えていきたいと思います」

 ――9月にはXゲームがある。

 「そうですね。もっと新しい技に取り組んだりとか、1つずつの動きを格好良く、みんなに憧れてもらえるような滑りになったらいいと思います」

 ――この夏にやり残したこと。

 「うーん、やっぱりオリンピックに出たことで、中学校の最後の夏休みだったんですけど、やっぱりみんなと遊べなかったっていうのは心残りかなと。でも、その分、貴重な体験もできたので、良かったなと思います」

 ――Xゲームはオリンピックでチャンピオンになってから初めての大会。

 「そうですね。皆さんが期待してもらってるっていうところで、やっぱり期待に応えたいなっていう思いもあるし、プレッシャーに感じずに楽しんでできたら」

 ――なぜ背番号22。

 「本当は自分が14歳で、(始球式を)14日にやることになったんで、14番がいいかなと思ったんですけど、それはちょっと難しいっていうことで。自分が9月22日が誕生日なので、22番にしました」

 ――夏休みの宿題。

 「いや、全然できてない。本当はやりたいんですけど、でもやっぱり時間なかったりするので、できるところまでは頑張ってやりたい」

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