広島・坂倉 球団タイ1試合5安打!先制起点だ3戦ぶり打点だ「投手に対峙して勝負できているのが大きい」

[ 2024年8月10日 05:45 ]

セ・リーグ   広島6ー3阪神 ( 2024年8月9日    京セラD )

<神・広>9回、中前打を放ち、5打数5安打とした坂倉(投手・富田)(撮影・北條 貴史)
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 広島・坂倉が球団タイ記録となる1試合5安打の大暴れ。7日の巨人戦から10打席連続出塁は、球団では22年の西川龍馬(現オリックス=11)以来となる2桁の大台と、勢いが止まらない。

 「これだけ打って勝てたのが良かった。自分のことよりも投手に対峙(たいじ)して勝負できているのが大きい」

 0―0の2回1死で相手先発・村上の初球150キロを右前打。起点をつくると、林の三ゴロで相手の失策が絡み、先制のホームを踏んだ。3回に1点を追加して、なおも2死三塁では低めフォークを叩き、投手強襲の適時内野安打。3試合ぶりの打点を記録した。

 「良い追加点になって良かった。あそこ(適時打)から乗っていけたので、自分にもいい安打になった」

 6回先頭では伊藤将から中前打、7回2死一塁でも右前打を放つと、9回先頭では富田から中前打。1試合5安打は8年目で自身初めて。この夜は単打でつなぎ役に徹し、2日の中日戦から7試合連続安打に伸ばした。

 前半戦の姿がうそのようだ。球宴前までは打率・203で打撃不振に悩まされていたが、球宴明けの後半戦は13試合で48打数23安打、2本塁打で打率・479。後半戦に入り、無安打の試合は1試合だけで、勝負どころの夏場に大変身した。復調を信じて起用を続けてきた新井監督も「後半戦に入ってから彼本来の打撃に戻っている。元々これぐらいは打てる打者。今日もナイスバッティングだった」とうなずいた。

 最近10試合で8勝1敗1分けと、投打がかみ合っての進撃。さらに熱くなる8月戦線で、絶好調の坂倉が頼りになる。

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