広島・床田 ワースト被安打10も…7回2失点で開幕から18戦連続QS「負けなくて良かった」

[ 2024年8月8日 05:45 ]

セ・リーグ   広島3―3巨人 ( 2024年8月7日    東京D )

<巨・広>3回、グリフィンの打球に反応する床田(撮影・西川祐介)
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 9連戦の2戦目。完封のアドゥワが1人で投げきった前夜から一転、7投手がバトンをつないだ。序盤から劣勢の展開。誰か一人でも決壊していれば、引き分けはなかった。

 床田は今季2度目のワースト10安打を浴びて粘った。「結構打たれたけど、守備の助けもあって、負けなくて良かった」。3回は末包と小園の中継プレーで本塁突入を阻止。7回1死満塁では坂本の三直が小園の好捕で併殺になって救われた。

 昨季は7月までの9勝2敗から8月以降は2勝5敗の失速。「夏場に弱いというイメージをなくしたい」と迎えた8月初登板だった。111球を投げ抜いて7回2失点。昨季の自己最多に並ぶ11勝目を次回に持ち越しても、開幕から18試合連続クオリティースタート(6回以上、自責3以内)へ伸ばし、変わらない安定感を示した。

 逆転直後の8回は島内が登板し、2死二塁で丸を迎えたところで塹江へ交代。島内をセットアッパーに固定した前半戦ではなかった継投策だ。丸に同点二塁打を浴びても、傷口を最小限にとどめた。

 新井監督は「左(打者)が2人続くからいってもらった」と説明し、9回以降についても「相手の打線を見ながらという感じかな。栗林のブルペンで(肩を)つくる回数も加味しながら、複合的に考えて継投していった」と振り返った。ヘルナンデス、岡本和らと対した9回は右打者に強い森浦を出し、再び丸に回る10回はハーンでしのいだ。11回の栗林、12回の黒原も走者を出しながら踏ん張り、2位・巨人との2ゲーム差を守った。

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