田中将大 140日ぶり実戦、最速146キロ 今年中1軍復帰へ「その気持ちがなかったら今投げてない」

[ 2024年8月7日 14:03 ]

<楽天・富士大>ファームの練習試合に登板した田中将は1イニングを投げ笑顔(撮影・篠原岳夫)
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 2軍調整中の楽天・田中将大投手(35)が7日、ファームの練習試合・富士大戦で3月20日のイースタン・リーグDeNA戦以来、140日ぶりに実戦のマウンドに上がった。

 1回を投げて2安打2失点。最速は146キロ。内容は遊失、四球、左安、中前適時打、中犠飛、左飛、右飛だった。

 日米通算200勝まで残り3勝に迫っている田中将は昨年10月に右肘をクリーニング手術したが、春季キャンプは1軍スタート。オープン戦では登板ごとにイニング、球数を増やしていたが、開幕以降は2軍で調整を続けていた。

 田中将との主な一問一答は下記の通り。

 ――登板を終えての気持ち
 「ほっとしましたね。とにかくゲームレベルであれだけ腕振って投げられたこと自体が今年初めてだったので、内容というところではバラバラでもちろんいいとは言えないですけど、まずステップとして今日こういうステップを踏めたことはすごく自分の中にとっては大きな一歩にはなったと思います」

 ――肘の状態やコンディション面は
 「だいぶ、時間かかりましたけど、こうしてゲームで投げてっていうステップまで来れてることが1番だと思うので、今日また投げて明日以降どういう反応が出てっていう見ていかないといけない。慎重に。とにかくホッとしてます」

 ――復帰に向けてどんな思いで
 「まだ1軍のマウンドに立ったわけではないし、まだまだステップとして踏んでいかないといけないことがたくさんあるんで。まだまだですけど、1イニングって些細な周りから見たらところかもしれないけど自分にとっては繰り返しになるけど大きな一歩だったと思うので、今日いろいろ感じた部分を踏まえてまた明日以降やっていきたいなと思います」

 ――ファンや関係者へ
 「まだ1軍のマウンドに立って勝つってところからがほんとの支えてくださった方々や応援してくれてる方々への恩返しだと思うので、まだまだ始まったばっかりなんで、そこに向けて。またなれたときにみんなに胸張って伝えることができたらなと思います」

 ――今後のステップは
 「イニング伸ばしてとか球数増やしてとかになってきますけど、とりあえず明日の状態見てっていう感じですかね」

 ――200勝へ
 「そこも含めてですね。そこを応援してくださってる方々のためにも頑張りたいし、そこが自分の原動力の一つでもあるし、でもまあまずは自分のやらなければいけないことをしっかりやって、そこに立てるようにっていうふうに思ってます」

 ――今回の登板のタイミングは
 「もう前に進めると思ったから進んだって感じです。もったいぶったわけじゃないです。本当にいけると思ったからこの日になったって感じです」

 ――シーズンの時期とかではなく
 「無理して投げても…自分の体のことで。無理できる時は無理してるんですよ。もちろんこれまでも。ただ、それができないからここにいるわけで、ゲームに投げてないわけで、打者に投げてないわけでっていう。でも、それができると思ったから、今日上がったっていう感じです」

 ――間に合うなら今年中に1軍で復帰したい?
 「その気持ちがなかったら、今ゲームで投げてないっすよ」

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