ソフトバンク・松本裕「一人一人を打ち取っていくだけ」 新守護神“勝負の夏”も任せろ

[ 2024年8月6日 06:00 ]

8月2日、日本ハム戦でセーブを挙げ、甲斐(手前)と抱き合う松本裕 
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 引き続き9回は任せろ――。ソフトバンクの松本裕樹投手(28)が本紙のインタビューに応じ、新守護神としての心構えなどを語った。ロベルト・オスナ投手(29)が離脱し、7月7日の楽天戦から抑えを託され、9試合で6セーブを記録。オスナの復帰時期が不透明な中、プロ10年目で初めてクローザーを任された背番号66は、いつも通り冷静な心で締めくくりのマウンドに上がる。

 ――7月7日の楽天戦から9回を任されている。今の状態は。
 「状態自体としてはいいです。暑さが続きますけど、調整もできているし、悪くないと思っていますね」

 ――7日に自己最速タイの157キロ、同21日の西武戦では鈴木と野村大に対し、自己最速更新の158キロを刻んだ。出力面に関しては。
 「まあ、自分が思っているより球速は出てますよね」

 ――オスナが渡米して、復帰の時期は不透明。そんな中、守護神を任されている立場として9回の仕事とは。
 「そんなに意識は変わらない、変えていないんですよね。バッター一人一人を大事に打ち取っていくだけ」

 ――以前と変わらずに勝ちパターンの一投手としての投球する意識でいるのか。
 「今はなるべく8回の時と変わらない感じで投げられたらいいなと思っています」

 ――7月10日のオリックス戦ではサヨナラ打を浴びて黒星が付いた。
 「再び同じことを繰り返さないようにしていくこと。ただ、それだけですかね」

 ――オールスターにプロ10年目で初選出された。他球団の選手とは、どんな交流があった?
 「割と、ひと通りの方としゃべらせていただきました。その辺は良かったですね。基本的には、投手の方と一緒にいる時間が多かったのですが、野手の方とも話すことはできましたし、良かった」

 ――第2戦(神宮)に中継ぎで登板し、ヤクルト・村上、中日・細川から三振を奪った。
 「いや、特には何の意識もなかったです」

 ――7月末に同じ神奈川出身で、盛岡大付高の後輩でもある左腕の三浦が育成から支配下登録された。激励とかは?
 「いや、何もしていないんです(苦笑)。連絡も、していないんです。いずれ1軍に上がってきてからですかね。継投リレーと言っても、これからどこで投げるか分かりませんのでね(笑い)」

 ――新守護神として勝負の夏が続く。三振でねじ伏せていくのか、打たせて取るのか。
 「目の前の一球一球をしっかりと投げた結果が抑えることになれば、どちらでもいいです。頑張ります」

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