ソフトバンク・山川周一コンディショニング担当「自分でも練習ができる選手になってほしい」

[ 2024年8月6日 06:00 ]

山川周一コンディショニング担当(撮影・杉浦 友樹)
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 屋台骨を支えている。ソフトバンクの山川周一さん(60)はコンディショニング担当29年目となるベテランだ。「自分でも練習ができる選手になってもらいたい」。将来的には1軍で活躍できるようにサポートしている。

 南海、ダイエーで通算25試合に登板した投手だった。打撃投手を経て現部門の担当に就いた。当時1軍のコンディショニングコーチで20年に亡くなった川村隆史さんからよく教わった。その頃は自身が分からないことも多く「うそをつかないで正直にやった方がいいですよ」と助言され、選手と真剣に向き合ってきた。

 パドレスのダルビッシュが自身のYouTubeチャンネルで山川さんから「技術、人のやっていることは自分の中で完結するのではなく、人に共有することで他人の未来が広がる」ことを学んだと名前を挙げた。当時のみずほペイペイドームのウエートルームはビジター球団もホークスと同じ場所を使っており、山川さんは日本ハム時代のダルビッシュとよく会話をしたという。「研究熱心で彼は凄く頑張っていた。僕は何もしていない」と少し照れた表情だった。 (杉浦 友樹)

 ◇山川 周一(やまかわ・しゅういち)1964年(昭39)5月10日生まれ、広島県出身の60歳。崇徳では甲子園出場なし。82年ドラフト4位で南海に入団。プロ通算25試合0勝3敗1セーブ、防御率7.24。打撃投手を経てコンディショニング部門担当。

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