大谷翔平 5戦ぶりマルチ安打 1試合2盗塁で初の30盗塁 30発に続いてトリプルスリー条件クリア

[ 2024年8月4日 12:31 ]

インターリーグ   ドジャース―アスレチックス ( 2024年8月3日    オークランド )

5回、二塁内野安打を放つドジャース・大谷(撮影・西尾 大助)
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 ドジャースの大谷翔平投手(30)が3日(日本時間4日)、敵地でのアスレチックス戦に「1番・DH」で先発出場。第3打席で二塁への内野安打を放つと、第5打席でも安打を放ち、5試合ぶりのマルチ安打と復調気配を示した。

 第5打席は4―0の9回先頭。ここでも二遊間を破って中前打を放つと、またも足で魅せた。T・ヘルナンデスの2球目にスタートを切り、この日2個目の盗塁に成功。投打で見せ場をつくった。

 初回の第1打席は新人右腕スペンスとの対戦で四球を選ぶと、大谷が早くも仕掛けた。初球からスタートを切り、今季29盗塁目となる二盗に成功。しかし、相手野手のタッチが左あご付近に当たり、表情をゆがめる場面もあった。その後T・ヘルナンデスの中飛で三塁にタッチアップと初回から大谷が精力的に動いた。しかし、ラックス、スミスが倒れて先制点はならなかった。

 2―0の5回2死走者なしで迎えた第3打席。2ボールから右腕スペンスの3球目のカットボールを二遊間へ打球速度103マイル(約165.7キロ)ではじき返すと、二塁手のグラブをはじく内野安打となった。続くT・ヘルナンデスが中前打で続いたが、3回に2点適時打を放った好調ラックスは右飛に倒れて追加点は奪えなかった。

 2日のアスレチックス戦では第5打席で3ランを放つも1点差で惜敗。移籍後ワーストとなる19打席連続安打こそ止まったが、チームは3連敗で2位ダイヤモンドバックス差に4ゲーム差に迫られた。

 投打ともに故障者が続出するチームの中で、この日の試合前に左手骨折のベッツが今月中旬にも復帰できる見通しになったとデーブ・ロバーツ監督が説明。指揮官は打線の中で大谷にマークが集中することを危惧していただけに、ベッツの早期復帰が期待される。

 大谷は2日に4試合ぶりの一発とする33号を放ったが、この日の試合前に本塁打王を争うブレーブス・オズナが5試合ぶりの一発とする32号をマークして再び1本差に迫られた。オズナは打点ではリーグトップを維持しており、打率、本塁打でトップに立つ大谷の3冠王の強力なライバルとなっており、後半戦のタイトル争いにも注目が集まる。

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