【甲子園】2人の弟が兄越え頂点へ「金農旋風」再び! 金足農・高橋主将「2本のホームランを打てれば…」

[ 2024年8月4日 16:30 ]

対戦が決まった金足農の高橋佳佑主将(左)と西日本短大付の高峰駿輝主将
Photo By 代表撮影

 第106回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が行われ、「金農旋風」を巻き起こして準優勝した2018年以来、6年ぶり7度目の出場となった金足農(秋田)は第3日の第2試合で西日本短大付(福岡)と対戦することが決まった。

 2018年の第100回大会。エースの吉田輝星(現オリックス)を中心に、公立の農業校に集まったチームワーク抜群の選手たちが、進撃を見せた快進撃“金農旋風”。全国に夢と希望を届け、多くの野球ファンが釘付けとなった。

 今年春の県大会は守備のほころびで大館鳳鳴に敗戦し、初戦敗退。その悔しさを胸に守備を徹底してきた。金足農・高橋佳佑主将(3年)は「投手陣を中心とした守りが武器」と言い切り、強打が持ち味の西日本短大付に立ち向かう。

 高橋の兄は、第100回大会13日目3回戦の横浜(神奈川)戦で、値千金の逆転3ランを放った高橋佑輔。2点を追う8回に放った高校通算1号本塁打が決勝打となった。同校初の決勝進出、秋田県勢としても103年ぶりとなる準優勝に大きく貢献した。

 兄を見て抱き続けた「越えたい」という思い。チームの目標は「優勝」。高橋個人としては「兄を越えるために甲子園で2本のホームランを打てればいいなと思います」と意気込む。憧れの兄追い、越えるために、全力プレーを貫く構えだ。

 また、チームのエースは輝星を兄に持つ吉田大輝(2年)。背番号「1」を付け、兄も輝いたマウンドへと上がる。兄がなし得なかった頂点を目指し、二人の弟たちが夏の舞台で躍動する。

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