阪神の中継ぎ二枚看板「石桐さん」の零封リレー“御利益”でベイの追い上げ止めた

[ 2024年8月3日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神4―2DeNA ( 2024年8月2日    横浜 )

<D・神>3番手で登板した桐敷(撮影・大森 寛明)
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 阪神の中継ぎ二枚看板がDeNAの追撃を止めた。8回、2点差に詰め寄られてなおも1死一、三塁。強打者・牧の場面で、村上に代わって石井が登板。変化球主体で追い込み、最後はカーブで三ゴロに抑え2死とした。

 4番・オースティンは、カウントが悪くなったところで申告敬遠。塁が全て埋まり、左の佐野を迎えて桐敷が登場。直球で押し込んで追い込み、最後はフォークで二ゴロ。絶体絶命のピンチを2人で、無失点で切り抜けた。

 「100点満点はゲッツーというところでしたけど。桐敷さまさまです」と石井は謙虚に振り返り、桐敷は「佐野さんは一発長打がある。丁寧にというのを意識した。強気に投げようと思っていた。それが結果的にいいところにいった」と充実感をにじませた。

 石井は連続無失点を12試合、桐敷は自己最長の14試合に伸ばした。大阪府には、悪縁を断ちきる御利益で知られる石切神社、「石切さん」がある。虎の「石桐さん」は失点を寄せ付けない奮闘を続けている。(倉世古 洋平)

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