奈良大付 プロ注目の147キロ右腕・岸本佑也は決勝で散る 気になる進路に「プロ志望届は…」

[ 2024年7月28日 18:45 ]

第106回全国高校野球選手権奈良大会決勝   奈良大付4ー5智弁学園 ( 2024年7月28日    さとやく )

<智弁学園・奈良大付>先発して力投する奈良大付の岸本 (撮影 千田 篤史)
Photo By スポニチ

 奈良大付は0―5から智弁学園を4―5まで追い詰めたが、序盤の失点が大きく2018年以来6年ぶりの夏の甲子園出場は果たせなかった。

 先発したのはプロ注目の大型遊撃手・岸本佑也(3年)。投手として18日の3回戦・橿原学院戦に先発し。3安打完封した。この智弁学園戦、最速タイ147キロを出したが、0で抑えたのは初回だけだった。2回一死二塁で智弁学園8番・西川煌太遊撃手(3年)の打球はふらふらと右翼線に飛んでライン際に落ちた。一塁走者はスタート切っており、長駆ホームイン。不運な当たりで先制を許してしまう。3回は一死二塁で味方の失策で失点を重ね、4回は自身のバント処理が野選を招いてピンチを広げるなど計5失点でマウンドを2番手・山野武士投手(3年)に譲った。

 5球団のNPBスカウトが見守った中で、真の実力を見せられなかった岸本だが、巨人・柳館スカウトは「むしろ147キロを打ち返す智弁学園の打者も凄い」と話すなど、その評価は変わっていない。

 「3回は1個のエラーでガタッときた。負けたばかりなので、まだ考えていないがプロ志望届は出すつもり」と岸本。この悔しさをさらなる高みを目指して昇華させる。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

野球の2024年7月28日のニュース